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2024年4月23日(火) 通読(本日=王上1-4,シラ22,アル6 明日=詩63-65,二マカ6,アル7)

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節表示・修正新共同訳(日本語T)+真理子のおまけ 解題
エズラ記(ギリシア語) 第1章
ヨシヤはエルサレムで主のために過越祭を行った。すなわち彼は、第一の月の十四日に、過越の小羊を屠り、
式服を着用した祭司たちを組ごとに、主の神殿で日々の奉仕に当たらせた。
彼はイスラエルの神殿で奉仕するレビ人にこう言った。「ダビデの子ソロモン王の建てた神殿に、主の聖なる箱を納めるにあたって、主のために身を清めよ。
あなたたちはもはやこの箱を肩に担ぐ必要はない。あなたたちの神、主に仕え、民イスラエルへの奉仕に励め。あなたたちの先祖と部族ごとに、またイスラエルの王ダビデの書に従い、その子ソロモンのときのように盛大な過越を準備せよ。
また、兄弟であるイスラエルの子らに奉仕するように定められた、あなたたちレビ人の先祖の役割分担に従って、神殿の中の持ち場につき、
過越の小羊を規定に従って屠り、あなたたちの兄弟のためにいけにえを用意し、主がモーセに与えられた指示どおりに過越祭の準備をせよ。」
次いでヨシヤは、集まった民に、三万匹の小羊または子山羊、三千頭の子牛を与えた。それは、約束どおり王室から民や祭司、レビ人に対して贈られたものだった。
また神殿の主管であるヒルキヤ、ゼカルヤ、エシエルも、この過越祭のために、二千六百匹の小羊、三百頭の子牛を祭司たちに贈った。
千人隊長たち、すなわちエコニア、シェマヤ、その兄弟ネタンエル、ハシャブヤ、オキエル、ヨラムらも、過越祭のために、五千匹の小羊と七百頭の子牛をレビ人に与えた。
さて、次に祭司とレビ人は、モーセの書に書き記されている規定どおりに主に供えるため、部族ごとにその先祖の役割分担に従って酵母を入れないパンを持って、民の先頭に整然と立った。それは早朝のことであった。
彼らは、規定に従って過越の小羊を火でよくあぶり、他のいけにえは、青銅の器と鍋の中に入れ、香料と一緒に煮て、参集した民全員のもとへ運んだ。
その後レビ人は、自分たちのため、またアロンの子孫で兄弟である祭司のために過越の食事を用意した。
というのも、祭司が脂肪を献げるのに夜遅くまでかかっていたので、レビ人は自分たちのため、またアロンの子孫で兄弟である祭司のために用意しなければならなかったからである。
アサフの子孫で詠唱者たちは、王宮に属していたアサフやザカリアやエディヌスと共にダビデが定めた掟に従って、その任務についた。
門衛たちも、それぞれの門についていた。兄弟であるレビ人がみんなのために準備をしてくれたので、だれも日々の職務を離れる必要はなかった。
こうしてヨシヤ王の命令に従って過越の小羊が引き出され、他のいけにえが主の祭壇の上に運ばれ、主にいけにえを献げる儀式は、その日一日で終わった。
そのとき居合わせたイスラエルの子らは、過越祭と七日間にわたる除酵祭を祝った。
預言者サムエルの時代以来、これほどの過越祭がイスラエルで祝われたことはなかったし、
また、ヨシヤが、祭司、レビ人、ユダヤ人、そしてエルサレムに居住しているすべてのイスラエル人と共に祝ったような、これほどの過越祭を祝った者は、イスラエルの歴代の王の中に一人もいなかった。
この過越祭は、ヨシヤ王の治世の第十八年に祝われた。
敬神の念のあついヨシヤは、主の前に正しく行動した。
彼の時代の出来事、すなわち、イスラエルの民がすべての民族や王国以上に主に対して罪を犯し、不敬虔にふるまったこと、彼らが主を深く悲しませたこと、ついには、主の言葉がイスラエルに臨んだことなどは昔の記録に書き残されている。
さて、この儀式がすべて終了したとき、エジプト王ファラオがユーフラテス河畔のカルケミシュを目指して攻め上って来た。そこでヨシヤは、これを迎え撃つために出陣した。
するとエジプト王は、彼のもとへ使者を派遣して言った。「ユダヤの王よ、これはわたしのことで、あなたには関係がない。
わたしが主なる神から遣わされたのは、あなたを討つためではない。わたしの戦いは、ユーフラテス河畔で行われるのだ。今、主はわたしと共におられ、わたしを急がせておられる。撤退せよ。主に逆らうな。」
しかし戦車に乗っていたヨシヤは引き返そうとはせず、預言者エレミヤが語った主の言葉を無視して彼と一戦を交えることを決意した。
ヨシヤはメギド平野で彼と戦った。敵将たちはヨシヤ王を目がけて襲いかかった。
王は従者に向かって言った。「もはや力尽きた。わたしを戦列から外せ。」従者たちは、即刻、王を戦列から外した。
ヨシヤは第二司令車に乗り込み、エルサレムへ引き返して、絶命した。彼は先祖の墓に葬られた。
ユダヤの各地で、人々はヨシヤの死を悼み、預言者エレミヤはヨシヤのために悲しみの歌を作り、民の指導者たちもその妻たちも共に彼の死を悼む歌をうたった。この哀悼は、現在に至るまで続き、その慣習はイスラエルの部族全体にも及んでいる。
以上は、歴代のユダヤの王について語られた歴史書に書かれているが、ヨシヤの事績、彼の栄誉、主の律法に対する彼の理解、彼がかつて行ったこと、そして今わたしが述べたことなどはすべて、『イスラエルとユダの王の書』に書き残されている。
ユダヤの民は、ヨシヤの子エコンヤを迎え、父ヨシヤの跡を継ぐ王とした。ときに彼は二十三歳であった。
彼は三か月間ユダとエルサレムで国を治めた。しかしエジプトの王は、彼がエルサレムで王として統治することを許さず、彼に退位を迫り、
また民に罰金として銀百タラントン、金一タラントンを課した。
こうしてエジプトの王は、エコンヤの兄弟ヨヤキムをユダヤとエルサレムの王とした。
ヨヤキムは有力者たちを投獄し、自分の兄弟ザリをエジプトから連れ戻した。
ヨヤキムは、王としてユダヤとエルサレムを統治し始めたとき二十五歳であった。彼は主の前に悪を行った。
バビロンの王ネブカドネツァルは、彼のもとへ攻め上り、青銅の鎖でつないでバビロンへ引いて行った。
またその際ネブカドネツァルは、主のための聖なる祭具類を奪い、それをバビロンの自分の神殿に納めた。
ヨヤキムについての物語、彼の不道徳と不信仰については、『歴代の王の書』に書き残されている。
ヨヤキムの子ヨアキムが、王となった。ときに十八歳であった。
彼はエルサレムで三か月と十日国を治めたが、主の前に悪を行った。
一年後のことである。ネブカドネツァルは、使者を遣わして、主の聖なる祭具類と共にヨアキムをバビロンへ引いてこさせ、
ゼデキヤをユダヤとエルサレムの王とした。ときに彼は二十一歳で、十一年間国を治めた。
彼は主の前に悪を行い、預言者エレミヤを通して語られた主の言葉を侮った。
彼は主の名によってネブカドネツァルに宣誓したにもかかわらず、誓いを破り、またそのうなじと心をかたくなにして、イスラエルの神、主の掟を犯した。
民と祭司たちを指導すべき人々もまた不敬、不法な行為を次々に働き、エルサレムにある聖別された主の神殿を汚した。それは他の民族の不道徳にも劣らぬ所業だった。
彼らの先祖の神は、彼らと御自身の住まいとを心にかけておられたので、使いを送って彼らを正気に立ち帰らせようとされた。
ところが彼らはそのつど使いをあざけり、そして主が語られたその日にも主の預言者たちを侮った。ついには主も、御自身の民の不信仰に対し怒りを向けられ、カルデア人の王たちを攻め上らせて彼らを撃たれた。
カルデア人の王たちは、彼らの神殿の聖所の周囲で、剣を振りかざして若者たちを殺した。その際王たちは、若者のみならず、娘や、老人、子供たちをも容赦しなかった。主は彼らをことごとくカルデア人の王たちの手に引き渡された。
王たちは、主の聖なる大小の祭具類や主のための宝の箱、王室の宝物などすべてを奪ってバビロンへ運び去った。
また彼らは主の神殿に火を放ち、エルサレムの城壁を破壊し、塔を焼き払い、
その輝かしい装飾品一切を破壊し、瓦礫の山とした。更にまた、生き残った者たちを剣で脅してバビロンへ連行した。
彼らはペルシア王国が出現するまでバビロンとその住民たちに仕える者となり、こうしてエレミヤの口を通して語られた主の言葉が成就した。
「地は七十年の時が満ちるまで、その全期間荒れ果てたままで安息を楽しむであろう。」

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