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その時、神様はつむじ風の中からヨブに答えました。
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「なぜおまえは、わたしの摂理を否定しようとして、無知をさらけ出すのか。
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さあ、遠慮なくかかってこい。 これから幾つかの質問をするから、きっぱり答えてみろ。
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わたしが地の土台をすえた時、おまえはどこにいたか。 わかるなら言ってみろ。
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おまえは地の寸法がどのようにして決められ、だれがその調査にあたったかを知っているか。
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[6-7]その土台を支えるものが何か、だれが隅の親石をすえたかを知っているか。 その時、明け方の星は声を合わせて歌い、御使いたちは歓声をあげた。
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[8-9]海が地の底から吹き出た時、だれが、その境界線を決めたか。だれが、雲と暗やみを海の着物とし、
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海岸線で区切って、それをせき止め、
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『ここまでだ。 これ以上、来てはいけない。 おまえの高ぶる波はここ止まりだ!』と言ったか。
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おまえはただの一度でも、朝に姿を現わせと命じ、暁を東の空からのぼらせたことがあるか。
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夜明けの光に、地上をくまなく照らし、不法な夜の支配にとどめを刺せと命じたことがあるか。
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暁をあかく彩り、
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悪人の巣を乱し、振り上げられた腕をとどめたことがあるか。
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おまえは海の源の泉を探り、深海の底を歩いたことがあるか。
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[17-18]死の門のありかを突き止めたことがあるか。 地の広さを見きわめたことがあるか。 知っているなら言ってみろ!
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光はどこから来るか。 どうしたらそこへ行き着けるか。 それとも、暗やみについて話せるか。 それはどこから来るか。
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その境を見つけ、その源まで行くことができるか。
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おまえはこれらのものが造られる前に生まれ、人生経験をじゅうぶん積んでいるのだから、そんなことぐらい、百も承知だろうが。
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[22-23]おまえは雪の倉に行ってみたことがあるか。 雹が造られ蓄えられる場所を見たことがあるか。 わたしはそれを、戦いの時に使おうと保管している。
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光の分岐点に通じる道はどこにあるか。 東風の故郷はどこか。
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[25-27]大雨の水路として谷を掘ったのはだれか。だれがいなずまの道を造り、砂漠に雨を降らせ、乾ききった不毛の大地に水をじゅうぶん吸わせ、やわらかい草を生えさせるのか。
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雨には父親があるか。 露はどこから来るか。
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氷と霜の母親はだれか。
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水は姿を変え、石のように堅い氷になるではないか。
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おまえは星を取り抑え、オリオン座やスバル座を引き止めることができるか。
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四季の順序を正しく決め、牡牛座のすべての星を正しい軌道に導くことができるか。
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宇宙の法則に通じ、天がどのような影響を地に及ぼすかを知っているか。
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おまえの叫び声を雲にまで届かせ、そこから雨を降らすことができるか。
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いなずまを呼び寄せ、意のままに雷を落とすことができるか。
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直観力と本能を授けたのはだれか。
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[37-38]雲をぜんぶ数えられるほどのりこう者がいるか。 土地が乾ききって固まり、ほこりだらけになる時、だれが天の水がめを傾けることができるか。
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[39-40]子供のライオンがほら穴に伏し、またジャングルの中に寝そべって食べ物を待つ時、おまえは母親のライオンのように、獲物に忍び寄ってしとめることができるか。
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からすの子がひもじさを訴えて巣の中で背伸びし、神に鳴き叫ぶ時、親がらすに餌を与えるのはだれか。
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