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ところでヨブさん、ぼくの言い分を聞いてもらいたい。
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いったん口を開いたからには、話を続けさせてほしい。
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ぼくは腹を割って本当のことを言う。
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神の御霊がぼくを造り、全能者の息がぼくにいのちを与えるからだ。
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できれば、遠慮しないで反論してほしい。
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[6-7]ぼくはお望みどおり、あなたと神様の間に立ち、双方の代弁者になれると思っている。 あなたをびくびくさせたり、こわがらせたりするお偉方とは違うんだ。 ぼくも、あなたと同じ、ただの人間だ。
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確かに、あなたはぼくの聞いているところで、何度も言いましたね。
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『わしは潔白だ。 罪なんか犯していない』と。
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神様は重箱の隅をつつくように、一つのあらも見のがすまいと目を光らせ、あなたを敵視していると、あなたは言う。
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また、『神様はわしの足にかせをはめ、ちょっとした動きでも監視する』とこぼす。
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ぼくの答えを言おう。 このように神様を悪しざまに言うことが、そもそも罪なのだ。 神様は人より偉大ではないか。
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神様が自分のすることを、あなたにいちいち説明しないからといって、なぜ神様に反抗するのか。
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神様は何度でもお語りになる。
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それも、人が深い眠りにつく夜の夢と幻の中でだ。
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神様はこのような方法で、人の耳を開き、知恵と訓戒を授け、
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[17-18]その心を変え、思い上がらないように守り、罪には刑罰のあることを警告し、罠に落ちないように守る。
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神様は、骨が一本も折れないように注意しながらも、病気と痛みを送る。
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それで人は、生きる楽しみどころか食欲すら失い、よだれの出そうなデザートでさえ見向きもしなくなる。
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彼はやせ細って骨と皮だけになり、
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死の一歩手前に近づく。
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[23-24]しかし、そこに天からの使者がいて、友人として彼をとりなし、何が正しいかを告げるなら、神様は彼をあわれんでこう言う。 『彼を自由の身にせよ。 死なせるな。 彼の身代わりができたからだ。』
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こうして彼は、子供のように元気になり、若さを取り戻して健康になる。
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彼が祈ると、神様はすぐさま答え、喜んで彼を受け入れ、彼を元の働き場に戻す。
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彼は大声で友人に言う。 『ぼくは罪を犯したが、神様は釈放してくださった。
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ぼくが死ぬのをお許しにならなかった。 これからは光の中で生活しよう。』
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神様はたびたび、このようにして、
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人のたましいを深い穴から引き上げ、いのちの光の中で生きるようにしてくださる。
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ヨブさん、このことを心に留めてもらいたいんだ。 ところで、まだ話は終わったわけじゃないから、続けて聞いてもらいましょう。
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これまでのところで何か言い分があるなら、遠慮しないで言ってくださいよ。 ぼくはあなたの正しさを認めたくて、うずうずしているんだから、喜んで聞きましょう。
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別になければ、黙って、おとなしく聞いてもらいたいですね。 これから知恵をお教えしましょう。」
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