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2024年4月19日(金) 通読(本日=エレ42-46,バル2,クル-41回 明日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第45章
神はヤコブの血筋から一人の敬虔な人物を生ませられた。それは故・モーセである。彼はだれからも好感を持たれ、神からも人からも愛された。
神はモーセを栄誉において天の御使いたちに匹敵するものとされ、強大な権威を彼に与えて敵の恐怖のまととされた。
神モーセの言葉をうけると矢継ぎ早に奇跡を起こされ、王侯たちの彼への評価を引き上げた。神は民に対する誡律をモーセに託し、ご自分の栄光を彼に垣間見せた。
神はモーセを律法と謙虚さにおいてふつうの人と区別され、すべての人の中から彼を選び出された。
神はご自分の声をモーセに聞かせ、黒雲の中へと彼を導き、ヤコブに契約を、イスラエルにご自分の定めを教えさせるために生命と知識の法である律法を、面と向かってモーセに手渡された。
神はレビ族の生まれでモーセの兄弟であるアロンを、モーセと同じように聖なる者として高めなさった。
神は永遠の契約をアロンと結び、民族の祭司の職を与え、見事なかざりを彼につけさせ、腰のまわりには豪華な帯をつけさせられた。
アロンにはこの上なく華美な衣装を着せ、頭には権力のしるしである冠をかぶらせ、ズボン、マント、肩掛けをまとわせた。
体にはぐるっとざくろの飾りをつけさせ、多くの金の鈴をさげさせた。歩くたびに鈴が鳴り響き、神殿にこだまして、人々に彼を記憶させた。
金や青や紫の糸で刺繍職人に縫い取らせた祭服を着せ、そこには真実を表す言葉を記した。
その祭服は職人に緋色の糸でつむがせたものであり、宝石職人に命じて宝石を印鑑の形に彫らせ、金の台座にはめこませ、そこにイスラエルの部族の数だけ銘文を彫りこませた。
頭巾の上の金の冠には聖職者の印を浮き彫りにさせ、手の込んだ誇らしく豪華で見た目にうっとりさせる装飾をつけさせた。
アロン以前にはこれほど美しいものは存在しなかったし、彼の子らや子孫たち以外にこういうものを身に着けた者はいなかった。
アロンは一日に二度、全焼のささげものを供えた。
モーセは聖なる油をそそいでアロンを聖職に任命した。このことによって天の続く限りアロンとその子孫は主に祭司として仕え、神のみ名によって民を祝福するという契約が成立した。
モーセはアロンをすべての生ける者のうちから選んで、主に果物や香やかぐわしい供え物を記念として献げさせ、民のために罪のとりなしをさせた。
神はアロンにご自分のおきてを通じてさばきの定めに対する権威を与えた。それはヤコブに示した証であり、イスラエルを教育するためのご自分の律法であった。
アロンの一族でない人々がアロンをねたみ、砂漠で彼に反抗したことがあった。ダタンとアビラムとその一党と、怒り狂ったコラの一族であった。
主はこれをごらんになり非常に不愉快に思われ、怒りを発して彼らを全滅させた。主は奇跡をおこし、彼らを火の炎によって焼き尽くしなさった。
主はさらにアロンに栄誉を授け、代々受け継ぐ仕事を与えた。初物の供え物のうちの最上の部分、とりわけ十分な量のパンを彼の取り分とした。
アロンの子孫は、主が自分たちに与えてくださった主への供え物を食べるのである。
しかしアロンは民の土地については取り分がない。民のうちには彼の取り分はないのだ。主ご自身が彼の取り分であり、代々受け継ぐ仕事なのだから。
名誉を受けた三番目の人物はエレアザルの子ピネハスである。彼は主に対する畏れにかきたてられ、民が反乱を起こしたときに立派な熱意を示して立ち上がり、そのことでイスラエルの罪を帳消しとした。
そのためにピネハスとの間に平和の契約が成立した。彼は聖所において民の代表となり、彼とその子孫が永遠に祭司の位を保持することとなった。
ユダ族であるエッサイの子ダビデと契約して王権を父から子へと代々受け継がせたように、アロンの地位もその子孫に受け継がせられた。
主がお前たちに、ご自分の民を公正にさばく知恵をお与えになりますように。民の幸せが断たれることなく、民の栄誉が永遠に続きますように。

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