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相手を考えて親切をおこなえ。お前の親切を理解してもらえるように。
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敬虔な人に親切をおこなえば報いが得られる。彼が報いを与えなくても主が与えてくださる。
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悪事ばかりをおこない、施しをするような親切心を持たない者に親切をおこなってもろくなことはない。
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敬虔な人に親切をおこなえ。悪人を助けるな。
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謙遜な人に親切をおこなえ。神を畏れぬ者にはおこなうな。パンを与えたのにお前の頭をおさえつけられないようにせよ。親切をおこなっても倍の仇になって返ってきそうだ。
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いと高きお方は悪人を憎まれる。神を畏れない者にあだを返される。
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善人に与えよ。悪人を助けるな。
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お前の羽振りがいいときには誰が友かわからない。逆境になってはじめて敵の化けの皮がはがれる。
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羽振りがいいときには敵にねたまれる。逆境になると友ですら去ってゆく。
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決して敵を信用するな。そいつの悪意は銅のさびのようにお前をむしばむ。
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そいつが平身低頭するようになっても、神経をとぎすませて警戒せよ。鏡がさびついてしまわないように絶えず磨く人のように、そいつに応対せよ。
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そいつをお前の隣に立たせるな。そいつがお前の足をすくってお前にとってかわらないとも限らない。そいつをお前の右に立たせるな。そいつがお前の座をねらわないとも限らない。お前も最後にはわたしの言葉がわかるだろう。わたしの言葉を思い出して胸が痛むことだろう。
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へびに手をかまれたへびつかいや、猛獣におそわれた猛獣つかいを、誰が同情してくれるだろうか。
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悪人に近づき、その悪に汚れる者も同様である。
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そいつはしばらくはお前と行動をともにするが、お前が落ちぶれるとさっさと逃げる。
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そいつは口先では甘い言葉を並べるが、心の中ではお前をおとしいれようとしている。そいつが目に涙を浮かべることがあっても、機会があればお前の血を流し、それでもまだ足りないだろう。
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お前が不幸に見舞われると、そいつはお前より一足先に姿を現わし、手を貸すとみせかけてお前の足をすくう。
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うなずいたり、もみ手をしたりするかと思えば、ひそひそと陰口をたたく、その豹変ぶり。
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