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2024年4月24日(水) 通読(本日=詩63-65,二マカ6,アル7 明日=箴1,ユディ8,アル8)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕エズラ記(ラテン語) 第16章
バビロンとアジヤよ、あなたはわざわいだ。エジプトとスリヤよ、あなたはわざわいだ。
あなたがたは荒布をまとい、息子たちのため嘆き悲しめ。苦しみが近づいたからである。
あなたがたには剣が突きつけられている。だれがそれを避けることができようか。
あなたがたに対して火が放たれた。だれがそれを消すことができようか。
あなたがたにわざわいがせまっている。だれがそれを払いのけることができようか。
森の飢えたししを、だれが追い払うことができようか。火のついた敷きわらを消すことができようか。
力強い射手の放った矢を、はじき返すことができようか。
神である主が、わざわいを送られるのだ。だれがこれをはね返すことができようか。
火は神の怒りから発せられるのだ。だれがこれを消すことができようか。
稲妻がひらめく。だれが恐れずにいられようか。雷鳴がとどろく。だれがおびえずにいられようか。
主がおびえさせているのだ。だれがそのみ前で打ち砕かれずに済むだろうか。
大地は根こそぎ震え、海は深みから波立ち、波も魚も主のみ前で、主の力の威光に騒ぎ立つ。
弓を引く方の栄光は力強く、放つ矢は鋭く、地の果てまで届かずにはおかない。
さあ、わざわいが送られる。地上に達せず戻ることはない。
火が放たれる。火は地の実りを焼き尽くすまで消えることはない。
強力な射手によって放たれた矢が引き返すことがないように、地上に送られたわざわいも引き返すことはない。
「わたしはもうだめだ。もうだめだ。だれがその日にわたしを救ってくれるだろうか」。
このような嘆きが始まり、多くの人があえぎ苦しむ。飢えが始まり、多くの人が滅びる。戦いが始まり、権力者たちが恐れる。わざわいが始まり、人々はそれにおののく。
わざわいが襲うとき、どうすればよいのか。
さあ、飢えの打撃が襲って来る。その苦しみはむちのようだ。それは戒めのための懲らしめである。
それにもかかわらず、人々は不正を改めず、これらの懲らしめにもかかわらず、その懲らしめを永久に思い起こすことはない。
さあ、地上では、しばらくの間穀物の値が下がり、平和が身近に訪れたと感じられるかもしれない。しかし、そのときこそわざわいが地上に咲き乱れるのだ。それは剣と飢えと大混乱である。
飢えが、地上に住む多くの人々を滅ぼし、剣が、飢えを免れて生き残った人々を追い散らす。
死体は汚物のように投げ捨てられ、人々を慰める者もいない。地は荒れるにまかされ、町々は崩壊していく。
地を耕し、種をまく農民は一人も残されないだろう。
木々は実をつけたとしても、だれがそれを刈り取るだろうか。
ぶどうは収穫をもたらしたとしても、だれがそれをしぼるだろうか。どこも荒れ果てたままになるであろう。
人は人の姿を見たいと望み、声をぜひ聞きたいと望む。
しかし町には十人、田舎には二人しか残らず、しかも彼らは、森や岩の裂け目に身を隠しているであろう。
それはちょうどオリーブ山のそれぞれの木に、三つか四つのオリーブの実が残っているようなものであり、
取り入れの終わったぶどう畑に、ぶどうを懸命に探す人たちからも見落とされて、いくつかのぶどうの房が残っているようなものである。
その日には、剣を手に家を探し回る者の手から生き残る者が三、四人いるだろう。
地は荒れるにまかされ、畑は固くなり、道も小道もみないばらが茂り、羊もそこを通らなくなる。
おとめたちは結婚相手を失って嘆き、女たちは夫を亡くして嘆き、その娘たちは保護者を失って嘆く。
婚約者たちは戦いで殺され、夫たちは飢えのために滅びるのである。
主のしもべたちよ、このことに耳を傾けてよく理解しなさい。
これは主の言葉にほかならないのだ。これを受け入れて、主が言われることを疑ってはならない。
「さあ、遅れることなくわざわいが迫ってきている。
子を宿して九ヶ月になる女が、出産の時が近づいて、その二、三時間前に陣痛を起こしてうめき、体から赤ん坊が出るのに一瞬たりとも遅れないように、
わざわいも遅れることなく地上に出て来る。そして世はそれを取り巻く痛みにうめく。
わたしの民よ、わたしの言葉を聞きなさい。戦いに備えよ。地上では寄留者のようになりなさい。
すなわち、売る人は逃げ出す人のように、買う人はそれをすぐに失ってしまう人のように、
商売をする人はもうけを得ない人のように、家を建てる人はそこには住まない人のようになるがよい。
種まく人は収穫を期待しないかのように、ぶどうの枝を刈り込む人は取り入れをしないかのように、
結婚する人は子を作らないかのように、結婚しない人はやもめであるかのように生きるがよい。
苦労する人は理由もなく苦労することになる。
他国の者が実を刈り取り、財産を奪い、家を壊し、彼らの子を捕らえて連れ去るだろう。捕囚と飢えのさなかで彼らが子を産んでも、
その子らは誘拐されて売買されるだけだからである。彼らが町々や家や財産やわが身を飾れば飾るほど、
彼らの罪のためわたしの怒りは激しくなる」。主は言われる。
娼婦が純潔で善良な婦人を激しく怒らせるように、
正義は、不正が自分を飾るとき、激しく怒る。そして、地上のあらゆる罪を吟味して正義を擁護する方が来られるとき、正義は、面と向かって不正を告発する。
だから不正も、よこしまなわざもまねてはならない。
なぜなら、ほら、間もなく不正が地から取り去られ、わたしたちの間で正義が支配するからである。
罪びとは、自分が罪を犯さなかったと言ってはならない。「わたしは神とその栄光の前に罪を犯しませんでした」と言う者の頭の上には炭火が燃えるからである。
主は、人のすべての業と計画と思いと心とをご存じではないか。
主が、「地よ、あれ」と言われると地が造られ、「天よ、あれ」と言われると天が造られた。
主の言葉によって星の位置が定められた。主は星の数をご存じであり、
深い淵とその中の宝とをくまなく調べられ、海とその中のものを量っておられる。
主は、み言葉によって水の領域に海を閉じ込められ、地を水の上につるされた。
主は天を丸天井のように広げて、水の上にささえられた。
主は荒れ野に泉を置かれ、山の頂上に湖を置いて、高い所から川を流れさせて、地を潤すようにされた。
主は人を造って、体の真ん中に心を置き、それに霊と命と知性と全能の神の息吹を送り込まれた。
主はすべてを造られ、隠れた所の隠れたものをくまなく調べられる。
確かに主は、あなたたちの計画とあなたたちが心に思うことをすべて、ご存じである。罪を犯し罪を隠そうとする者はわざわいだ。
確かに主は、彼らのすべての業をくまなくお調べになり、あなたたち皆を引き出されるからである。
あなたたちの罪が人々の前に並べられるとき、あなたたちは、慌てふためくであろう。その日には不正の数々が告発者として立つであろう。
主とその栄光の前に、あなたたちに何ができるというのか。どのように自分の罪を隠すことができるというのか。
神は裁き手ではないか。神を恐れなさい。あなたたちは罪と縁を切り、永久に不正を行わないようにするがよい。そうすれば、神はあなたたちを導き、すべての苦しみから救い出してくださる。
さあ、あなたたちの上に、多くの群衆の怒りが火となって燃え上がり、彼らはあなたたちの中のある人々を捕らえて、偶像にささげるためにほふられたものの肉を食べさせるだろう。
そして、これに同意した者たちは、彼らに笑われ、嘲けられ、踏みつけられる。
至るところで、また近隣の町々で、神を畏れる人々に対して多くの反対が起こる。
反対者たちは気でも狂ったように、まだ主を敬っている人々から奪い、彼らを打ちのめし、一人も容赦しないだろう。
その人々を打ちのめして、財産を奪い、その人々を家から追い払うであろう。
そのとき、金が火によってきたえられるように、わたしの選んだ人々が試みられて、正しい者と証明されるであろう。
主は言われる。「わたしが選んだ人たちよ、聞け。さあ、苦しみの日々が近づいている。しかし、わたしはあなたたちをその苦しみから救おう。
恐れてはならない。疑ってはならない。神があなたたちの指導者であられるからである」。
神である主は言われる。「あなたたちはわたしの戒めと掟とを守ったのであるから、罪があなたたちに重くのしかかり、不正があなたたちをしのぐようなことがあってはならない。
自分の罪に圧倒され、自分の不正に覆われてしまう者はわざわいだ。それはちょうど畑がやぶにふさがれ、小道がいばらに覆われて、人が通れなくなるようなものである。その畑は囲いを巡らして火が放たれ、火で焼き尽くされるだけである」。

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