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2024年4月20日(土) 通読(本日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回 明日=二コリ11-13,3イミ21,アル4)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕エズラ記(ラテン語) 第12章
ししがこれらの言葉を翼に向かって語っていた時、わたしは見た。
残っていた頭は消え失せ、その頭のところに移っていた二つの翼が支配するために立ち上がったではないか。しかしその治世は短く騒ぎに満ちていた。
わたしは見た。二つの翼は消え失せ、鷲の全身は焼けてしまったではないか。そこで地は恐れおののいた。わたしは心のひどい乱れと大きな恐怖のために目を覚まし、自分の霊に言った。
ほら、あなたがいと高きお方の道を探し求めるから、こういうことになったのだ。
ほら、わたしの魂はまだ疲れ、わたしの霊は弱り果てている。今夜わたしが受けた大きな衝撃のため、わたしの中にはわずかな力も残っていない。
だから今わたしはいと高きお方に、終わりの時までわたしを強めてくださいと祈ろう」。
そしてわたしは言った。「統治者である主よ。もしわたしがあなたにお許しいただけるのでしたら、多くの人にまさってみ前に義とされ、またわたしの祈りがたしかにみ顔の前に上ったのなら、
どうかわたしを強め、この恐ろしい幻の意味と説明をあなたのしもべあるわたしに教えてください。そしてわたしの魂をあますところなく慰めてください。
というのも、あなたはわたしを、時の終わりと終末を示すにふさわしい者と認めてくださったからです」。主は言われた。
「これがあなたが見た幻の意味である。
あなたは鷲が海から上がるのを見たが、これはあなたの兄弟ダニエルが幻で見た第四の王国である。
しかしわたしが今あなたに説明するような、あるいは説明したような意味はダニエルには明かされなかった。
ほら、地上に一つの王国がおこって、今まであったどんな国より恐ろしいものとなる日が来る。
そこでは十二人の王が次々と支配するであろう。
そして第二の王たるべき者は、十二人の中のだれよりも長く支配するであろう。
これがあなたが見た十二の翼の意味である。
そしてあなたは声が鷲の頭からではなく、体の真ん中から出て語るのを聞いたが、
その意味は次のとおりである。この王国の後半の時代に小さくはない争いが生じて、この王国は滅亡の危機に瀕するであろう。しかしその時には滅びず、再びもとの力を取り戻すだろう。
あなたは鷲の翼についた八つの下の翼を見たが、
その意味は次のとおりである。この国には八人の王が起こるであろう。しかし彼らの時は短く、その年は速やかに過ぎ去る。そしてその中の二人が滅びるのは、
その国の時代が残り半分に近くなったときである。しかし四人は王国の終わりの時が近づくまで残り、二人は最後まで残るであろう。
あなたは動かない三つの頭を見たが、
その意味は次のとおりである。王国の終わりにいと高きお方は三人の王を呼び起こすであろう。彼らはその国で多くの事を新たにし、地を支配するだろう。
また、それまでのだれにもまして地に住む者に対して圧制をしくであろう。このために彼らは鷲の頭と呼ばれたのだ。
彼らは不信仰を頂点にまで至らせ、行きつくところまで行かせるからだ。
あなたは大きな頭が消え失せるのを見たが、それは彼らのうちの一人が寝床の上で死ぬが、しかし苦しみながら死ぬということだ。
しかし残りの二人については剣が彼らを食い尽くす。
すなわち一人の剣が一緒にいるもう一人を食い尽くす。しかしこの者も終わりの日に剣によってたおれる。
あなたは二つの下の翼が右の頭に移るのを見たが、
その意味は次のとおりである。これらはいと高きお方が鷲の最後の時まで保たれた者である。その治世はあなたが見たように短く混乱に満ちていた、
あなたが見たように、ししは森から起き上がってほえながら鷲に向かって語り、あなたが聞いたように、あらゆる言葉を尽くして鷲の不義を非難した。
これは油が注がれた者である。いと高きお方が時の終わりまで、王たちとその不信仰のためにとっておかれた者である。彼は王たちをその不義のゆえに非難し、王たちの前にその恥ずべきわざをつきつけるだろう。
彼はまず王たちを生きたままさばきの座に立たせ、その罪をあらわしてのち、彼らを滅ぼすだろう。
しかし彼はわが民の残った者、つまりわが領土の中の救われた人々を憐れんで解放するだろう。そして終末、すなわちさばきの日が来るまで彼らを喜ばすだろう。その日についてはわたしはあなたに初めから話しておいた。
以上があなたの見た夢とその解釈である。
あなただけがいと高きお方のこの秘密を知るにふさわしかったのだ。
だからあなたが見たこれらすべてを本に書き記し、それを秘密の場所におきなさい。
そしてあなたの民の中の賢い者たち、すなわちこれらの秘密を理解し、守る心があるとあなたが思う人々に、これらを教えなさい。
しかしあなたは、さらに七日間ここにとどまりなさい。それはあなたに啓示を与えようとするいと高きお方の思し召しによって、あなたに示されるものがあるからである」。
こうして彼はわたしから離れた。
ところで民のすべては、七日間が過ぎたのにわたしがまだ都へ帰っていないと聞くと、最も小さい者から最も大きい者にいたるまで全員が集まり、わたしのもとに来て言った。
「あなたがわれわれを見捨ててここにすわっているなんて、われわれはあなたに対してどんな罪を犯したのでしょうか。どんな不正を働いたのでしょうか。
というのは、すべての預言者のうちで、われわれに残されたのはあなただけだからです。あなたはまるでぶどうの実の中の残された一房、暗闇の中の灯、嵐からのがれた船のための港のような方なのです。
それともわれわれにふりかかった不幸はまだ十分ではないのですか。
あなたに見捨てられるくらいなら、シオンの火事で焼かれてしまった方がどれ程よかったことか。
われわれは、あの火事で死んだ人々よりもちっとも幸せではありません」。そして彼らは大声で泣いた。わたしは彼らに言った。
「イスラエルよ、勇気を出しなさい。ヤコブの家よ、悲しむのをやめなさい。
なぜならいと高きお方はあなたがたを覚えておられる。力あるお方はその戦いの中であなたがたをお忘れにはならなかった。
そしてわたしもあなたがたを見捨てたわけでもなく、あなたがたから離れたわけでもない。わたしがこの場所に来たのはシオンの荒廃のために祈り、われわれの聖所がいやしめられたことに対して憐れみを求めるためである。
だからあなたがたはみんな自分の家に帰りなさい。わたしもあと何日かたったら、あなたがたのところに戻るだろう」。
すると民は、わたしの言うとおりに都に向かって帰って行った。
しかしわたしは天使の命令どおり、七日間野にとどまって、野の花だけを食べていた。それらの日の間、わたしの食物は植物だけであった。


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