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2024年4月19日(金) 通読(本日=エレ42-46,バル2,クル-41回 明日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳(工事中)〕イミタチオ第3巻 内なる慰めについて 第5章
第五章。神の愛のふしぎな力のこと
天の父よ、私の主であるイエス・キリストの父よ、あなたを私は祝福いたします。いやしいこの私を、あなたはみこころにとどめてくださったからです。
ああ、すべての人にとっての「あわれみ深き父、慰めに満ちたる神」(二コリ1:3)よ、なんら慰めを受けるに足りないこの私を、あなたは時に慰めを降して強めてくださるのです。私はあなたに感謝いたします。
あなたをそのひとり子と慰めの主である聖霊とともに、私は何代にもわたって祝福しあがめたてまつります。
ああ、主なる神よ、私の愛する聖なるお方よ。私の心にいらしてください。その時には私は体じゅう歓喜にあふれることでしょう。
あなたは「わが栄え」(詩3:4)、またわが心の歓喜です。
あなたはわが望みです。また私の悩みの日の「隠れ場」(詩32:7)です。
それでも私は愛の力が足らず、徳も不完全ですので、あなたによって強められ、慰められねばなりません。ですからどうか、しばしば私を顧みてくださり、あなたの聖なる訓練によって私を教えてください。
悪い情欲から私を解き放ち、すべてのみだらな執着から私の心を癒してください。心のうちが健全になり、きよめられ、愛するにふさわしく、堪えるに強く、どんな苦労にもくじけない者としてもらうためです。
(キリスト)『愛は大きな力であり、大きな善である。愛だけがどんな重荷をも軽くすることができ、どんなけわしい道も平坦な道とすることができる。
愛によって重荷もその重さを失ってかつぐことができるようになり、どんな苦い味も快い甘い味として味わうことができるようになる』
キリストの高い愛は、われわれを大きなしごとができるように励まし、絶えず志を刺激して完全なものに向かわせる。
愛はいつも向上を願って、どんな低いものにもひきとめられることを望まない。
愛は自由であって、すべての世の執着を離れようと望む。それは内なる目がくもらないようにするためである。また、この世のあらゆる栄光にとらわれたり、失意にくじけることがないようにするためである。
天にも地にも愛にまさるやさしいものもないし、強いものもないし、高いものもないし、広いものもないし、楽しいものもないし、満ちたものもないし、よいものもない。愛は神から生まれたものであり、神のうちにしか存在しない。そうでなければ、神は形ある万物の上に超越して安らぐことができるはずがない。
愛のある者は飛び、走り、躍りあがって喜ぶ。そして自由であって束縛されない。
しかもすべてをすべてに与え、すべての中にすべてを持つ。すべての上に君臨しすべてのものの湧いて流れ出る源であるただ一人の至高なお方の中に安らぐからである。
その人は贈り物に目をとめず、すべてのよいものにまさって贈り主に向かう。
愛はしばしば限度を知らず、すべての限度を超えて燃焼する。
愛は重荷を感じない、労苦をものともしない、自分の力以上のことをしようとして、不可能だと言ったりしない。愛はどんなことでもできる。どんなこともしなければならないと思うからこそ何でもできるのだ。
愛のない者は失敗して倒れてしまうが、愛のある者は多くの事をやりとげて完成させる。
愛は目をさましており、寝ても眠らない。
疲れても怠らないし、苦しめられても苦しまない。おどかされてもあわてない。燃える炎のように、熱するたいまつのように、上に向かって乗り越え、あらゆるものを安らかに押し貫いて行くのである。
人もし愛するならば、次のような声の叫びを知るだらう。
それは神の耳に達する大きな叫びであり、魂の燃える熱情そのものである。その叫びとはこうである。「私の神よ、私の愛よ、あなたは全く私のものである。私もまた全くあなたのものである」。
(信者)どうか私の愛を大きくしてください。愛することがどんなに愉快であるか、愛の中に溶け込んで浸りきることがどれほど快いか、それを私が心の奥底で味わうことを学ぶためです。
どうか私が愛にとらえられ、熱狂し失神して自分を忘れるまでになりますように。
愛の歌を私に歌わせてください。高い所におられます愛するあなたに私は従います。愛に喜び、私の魂が力を尽くしてあなたを賛美しますように。
あなたを愛することが、自分への愛にまさりますように。そうです。あなたのためにのみ自分を愛しますように。あなたを真に愛する者がみなあなたの中におりますゆえに。これはあなたから出て輝く愛の律法の命ずる所です。
(キリスト)愛は敏捷であり、真実であり、敬虔であり、快活で楽しく、強くくじけず、忠実であり、考え深く、堅実で、勇敢である。そして決して自分自身の事を求めない。
何であれ人が自分の事を求めるようになると愛から離れるのである。
愛は慎重で、謙遜で、正直である。弱々しくなく、軽々しくなく、空虚な事にこだわらない。しらふで、純潔で、堅実で、静かで、一切の情欲を節制する。
愛はまた従順で、上の者に服従し、自分をいやしめ軽んじる。しかし神には敬虔で、感謝の念が篤く、忠実であり、神の恵みを味わうことがない時でも神に希望を寄せている。人は悲しみがなければ愛に生きられないからである。
すべてをこらえ、愛する神のみこころに従う覚悟のない人は、まったく愛ある者と呼ばれるに値しない。
愛ある者は、どんな困難も苦労も、愛する神のために喜んで受け入れ、どんな災難にあっても神を捨てることのないようにしなければならない。

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