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2024年3月19日(火) 通読(本日=サム下1-4,シラ17,モサ10 明日=詩48-50,二マカ1,モサ11) |
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節表示・修正 | 口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題 〔真理子訳(工事中)〕イミタチオ第3巻 内なる慰めについて 第21章 |
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第二十一章。すべてのよいものと賜物にまさって神にあって休息しなさい。 わたしの魂よ、すべてにまさって、すべてにおいて、いつも神にあって休息しなさい、主は聖者たちにとっても永遠の安息だからである。 最も楽しく、最もいとしいイエスよ、すべての健康と肉体美にまさり、すべての栄光と名誉にまさり、すべての権力と地位にまさり、すべての学識と知性にまさり、すべての財宝と芸術にまさり、すべての歓喜とうれしさにまさり、すべての評判と讃辞にまさり、すべての快楽と慰さめにまさり、すべての希望と約束にまさり、すべての功績と願望にまさり、要するに一切万物にまさりて、あなたが分け与えてくださるすべての賜物と恵みにまさって、人の心が感じられるすべての楽しみと喜びにもまさって、天使たちにも天使たちのかしらにもまって、すべての天の軍勢にもまさり、すべての見えるものと見えないものにまさり、またわたしの神よ、あなた以外のすべてのものにまさって、あなたにあってのみわたしを休ませてください。 |
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主なるわたしの神よ、それはあなたがすべてにまさって最も善であられるからです。あなたこそが最高であり、最強であり、最も満ち足り、最もやさしく、最も美しく、最も慰めに満ち、最も美しく、恵み深く、すべてのものにまさって最も高貴であり、最も栄光があり、今あるもの、過去にあったもの、未来にあるべきものがすべてあなたのうちに完全にあるのです。 ですからあなたが御自身でわたしに与えてくださるのでない限り、他のどんなものが与えられようと、どんなものが啓示され約束されようと、あなたを仰ぎ、あなたに達するまでは、それらは小さくてつまらないものです。 わたしの心は、すべての賜物、天地のすべての物に超越し、あなたにあってのみ休息するのでなければ、真の休息と満足は得られないのです。 |
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ああ、わたしの魂の最も愛すべき花婿であるイエス・キリストよ、最も清らかな恋人よ。すべての造られた者の主よ。あなたのもとに飛び去って休息するために、いったいだれが、真の自由の翼をわたしに与えてくれるでしょうか。 ああ、主であるわたしの神よ、どれほどあなたがやさしいかを心ゆくまで仰ぎ見ることが、いつわたしに許されるでしょうか。 ああ、いつわたしが自分を忘れて、すべての感覚と限度を超越し、誰も知らないやり方で、あなたに自分を結びつけて、あなたをのみ感じることができましょうか。 しかし今は、わたしは嘆き悲しみながら不幸をこらえていることが多いのです。 それは、この悲哀の谷のような人生には、災難がたくさん襲って来て、しばしばわたしを苦しめ悩ませたり、心を暗くしたり、しばしば妨げたり惑わしたり誘惑したり陥れたりするので、わたしは自由にあなたに近づくことができず、また祝福された霊のためにいつも備えているあなたの楽しい歓迎を受けることができないからです。 どうかわたしの嘆きと、地上におけるさまざまな苦しみとが、あなたの憐れみの心を動かしますように。 |
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ああ、イエスよ、永遠の栄光の光よ、さまよう魂の慰めよ、あなたのみ前ではわたしの口は語らず、わたしの沈黙があなたに語ります。 わたしの主はいつまで来ることを延ばされるのでしょうか。 この貧しいわたしのところにいらして、喜ばせてください。あなたのみ手をさしのべて、哀れなわたしをすべての苦しみから救ってください。 来てください、来てください、あなたがいらっしゃらなければ、一日も一時も喜びはないのです。あなたはわたしの喜びであり、あなたがいらしゃらなければ、わたしの食卓はむなしいのです。 あなたがいらっしゃるその光がわたしを生かし、わたしに自由を与え、いつくしみ深いみ顔がわたしの前に現れるまでは、わたしは哀れなもので、まるで牢獄にとらえられ、足かせをかけられたようなのです。 |
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他の人々には望むがままに、あなた以外に何かを求めさせてください。けれどもわたしは、わたしの神よ、わたしの望みよ、永遠の魂の救いよ、あなた以外には何もわたしを喜ばせるものはないのです。あるはずがありません。 ですからあなたの恵みが再び戻って、あなたがわたしの内なる心に語ってくださるまでは、わたしは黙らず、祈りもやめません。 「わたしはここにおる」(イザ58:9)、あなたがわたしを呼ぶのでわたしは来たのである。あなたの涙、あなたの魂の願いと、あなたの謙遜と、心の悔い改めがわたしを動かし、あなたのところに来させたのである。 主よ、わたしはあなたに呼びかけ、あなたを楽しもうと願って、あなたのためにすべてをしりぞけようとと覚悟した。 最初にわたしを引き起たして、あなたを求めさせられたのは、あなただからです。 ですからあなたはほむべきかな、主よ、あなたはその豊かな恵みにしたがって、しもべをよくあしらわれました(詩119:65)。 ですからあなたのみ前でしもべはこれ以上何を言うことがありましょう。ただあなたのみ前にへりくだり、絶えず自分の過失と罪悪とを想い出すばかりです。 天と地とのすべての驚くべきものの中に、あなたと同じものは一つもないのです。 あなたのみ業はまったくよいものであり、あなたのさばきはまことに正しいものです。そしてあなたの摂理は宇宙を支配します。 ですから賛美と栄光があなたにありますように。ああ、父なる神の知恵よ、わたしのこの口、この魂が、すべての造られたものと同じように、あなたをほめたたえますように。 |