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2024年4月24日(水) 通読(本日=詩63-65,二マカ6,アル7 明日=箴1,ユディ8,アル8)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ニーファイ第二書 第3章
第三章
リーハイ、息子のヨセフに語る。エジプトに於けるヨセフの予言。選ばれた聖見者のことが予言せられる。モーセの使命。ユダヤ人の聖典とニーファイ人の聖典。

「私の末子であるヨセフよ。私は今汝に語り聞かせる。汝は私が艱難をした荒野で生れた。まことに、私がもっとも憂い悲しんだころに汝は母から生れたのである。
汝と汝の子孫がもしイスラエルの聖者の命令を守るならば、願わくは主が汝の受け嗣ぎとしてまた汝の兄弟たちと共に汝の子孫の受け嗣ぎとして、また永久に安全に住める地として、この最も貴い地を汝にもまた神聖になしたまわんことを。
さて、私が艱難をしたこの荒野からつれて来た末子のヨセフよ。願わくは主がとこしえに汝を祝福したまわんことを。汝の子孫が全く亡びてしまうことはない。
ごらん、これは汝が私の子であってしかも私がエジプトへ捕われてつれて行かれたヨセフの子孫であるからである。主がヨセフに立てたもうた誓約は真に大きなものであった。
それであるから、ヨセフは正に今日のあることを先見し、また主なる神はイスラエルの家のために一つの正しい枝をヨセフの子孫から生ぜしめたもうという一つの約束を主から受けた。しかもこの枝はメシヤではなく、折り取られなくてはならぬ一本の枝ではあるがそれにもかかわらずこの枝は、末日に於てメシヤが全能の「みたま」によってかれらに現われたまい、かれらを闇から光につれて行き、暗黒と束縛の中から自由へ救い上げると言う主の誓約が履行される時に顧みられるのである。
ヨセフはまことに証明して言った『主なるわが神は、一人の聖見者を起したもう。これは私の子孫を教え導く優れた聖見者である』と。
まことにヨセフは『主は私に仰せになった「われは汝の子孫より一人の優れたる聖見者を起す。この者は汝の子孫の中にて大いに尊ばるべし。しかして、われは彼の同胞なる汝の子孫のために一つの仕事を為せと彼に命ぜん。この仕事は汝の子孫にとりて大いなる価値あり。実にわが汝の祖先と結びたる誓約を汝の子孫に知らしむる仕事なり。
しかしてわれは、わが命ずる仕事の他には何の仕事もすべからずと言う命令をこの聖見者に与うべし。彼はわが命ずる仕事を為すが故に、わが目の前に於て彼を大いなる者となさん。
われは、モーセを汝らのために起し、以てイスラエルの家なるわが民を救い出さんと約したるが、この聖見者はモーセのごとく偉大なる者となるべし。
われは汝らの民をエジプトの地より救い出すために実にモーセを起すべし。
されど、われは汝の子孫より一人の聖見者を起し、わが言葉を汝の子孫に宣べ伝うるのみならず、またすでに汝の子孫の中に伝わりたるわが言葉をかれらに証明する能力をもこれに与えん。
それ故に、汝の子孫は記録を書き、またユダの子孫も記録を書くべし。しかして、汝の子孫の書き誌す書と、ユダの子孫の書き誌す書とは、相合して偽りの教えをうち破り、争論を鎮め、汝の子孫の中に平和を起し、また末日において汝の子孫にその先祖とわが誓約とを知らしめん。
イスラエルの家よ、汝を回復せしむるためのわが仕事が一切のわが民の中に始まる日来る時、かの聖見者は弱きより強きに移るべし」と』と言った。
またヨセフはかように予言して言った。すなわち『見よ、主はかの聖見者を祝福したもう。わが子孫について主が私に為したもうたこの約束は必ず果されるから、かの聖見者を亡ぼそうとする者共は恥を受ける。見よ、私はこの約束が果されることを確かに知る。
しかしてかの聖見者には私と同じ名がつけられ、またその名は彼の父の名をとってつけられる。また主がこの聖見者の手によって起したもうことは、主の能力によってわが民を救うものであるから、この聖見者は私に似た者であろう』と。
まことにヨセフは次のように予言した『私はこの事の起るのを、モーセについての約束が確かであるように確かであると認める。それは主が「われは汝の子孫を永久に保存すべし」と私に仰せになったからである。
また主がかつて仰せになったには「われはモーセを起し、一本の杖に備えたる力を彼に与え、また裁判の方法を書き誌して彼に与えん。されど、彼を弁舌の力ある者となす心なきが故に彼に多くを語らせるためにその舌をゆるめはすまじ。しかしながら、われは自らの手の指をもてわが律法を彼に書き誌し、また彼に代りて語る者を備えん」と。
また主が私に仰せになったことがある「われは汝の子孫に一人の聖見者を起し、また彼に代りて語る者を備えん。見よ、われは汝の子孫の書物を汝の子孫に書き伝うることをこの聖見者に任ず。しからば、汝の子孫にて彼に代りて語る者はこれの真実なることを証すべし。
しかしてこの聖見者の書き伝うる言葉は、汝の子孫に伝わる必要ありとわが心に思う言葉なり。故にその言葉の伝わるは、あたかも汝の子孫が人々に土の中より叫ぶかの如くならん。われは汝の子孫の信仰を知ればなり。
汝の子孫は多くの代を経てのち、土の中より叫びて悔い改めをその兄弟たちに勧め、しかしてその叫び声は易しき言葉のままにて伝わるべし。
彼らの信ずる信仰厚きによりて、その言葉はわが口より出て汝の子孫なるかれらの兄弟たちに伝わるべし。われはその言葉の弱きところをかれらの信仰によりて強くし、汝の父祖に立てたるわが誓約を思い起して実行すべし」と。』
さて見よ、わが子ヨセフよ、私の遠い先祖はこのように予言をした。
故に、この誓約によって汝は祝福されている。それは汝の子孫がかの書物の言葉に聞き従う故に亡ぼされないからである。
汝の子孫の中に一人の大いなる者が起る。その者は神の御手に使われて大いなる奇跡を行い、神の目に大いなりと見える事を為しイスラエルの家と汝の兄弟達の子孫とを大いに回復するところがあるほどの非常に強い信仰があるから、言葉にも行いにも大いに善い事をする。
さてヨセフよ、汝は幸福である。ごらん、汝はまだ小さいから汝の兄のニーファイの言うことを聞け、そうすれば私の言った言葉のように汝に何事も成就する。今やこの世を去ろうとする汝の父の言うことをよくおぼえておけ。アーメン

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