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2024年4月25日(木) 通読(本日=箴1,ユディ8,アル8 明日=エレ47-52,バル3,クル-43回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕マカビー記二 第1章
「エルサレムとユダヤの地に住むわたしたちユダヤ人から、エジプトに住む同胞のユダヤ人の皆様へ。皆様の上に平和がありますように。
神が皆様に対して恵み深く、また神の忠実なしもべアブラハム、イサク、ヤコブと結んだ契約をみ心にとどめてくださいますように。
そしてすべての皆様に、神をうやまい心から神のみこころにしたがったおこないをしようとする心を与えてくださるように。
神の律法とおきてのうちに皆様の心が開き、幸せになりますように。
皆様の願いが聞き届けられ、皆様と心を通わせ、皆様を悪い世の中に見捨てることがありませんように。
わたしたちはいま、皆様のためにここでお祈り申し上げます」

セレウコス暦の百六十九(紀元前百四十三)年、デメトリオが王位にあったとき、そのころに経験したわざわいと危機について、わたしたちユダヤ人は皆様に手紙を書いて送りました。そのわざわいは、ヤソンとその一味が聖地と王国を裏切って神殿の門に火を放って無実の者の血を流したときから始まったのです。
主はわたしたちの願いを聞き届けてくださったので、わたしたちはいけにえと小麦粉をささげ、ろうそくに火をともしてパンをお供えしました。
ですから皆様は、キスレウの月の仮庵の祭りを守ってください。
百八十八(紀元前百二十四)年」
「油を注がれた祭司の部族から出た者でありプトレミオ王の教師であるアリストプロへ。そしてエジプト在住のユダヤ人たちへ。エルサレムの住民とユダヤの住民と議会とユダからの手紙。
皆様の健康をお祈りいたします。
たいへんな危険から神のみ手によって救い出されたわたしたちは、シリアの王と戦ってくださる神に大いなる感謝をささげます。
軍隊を整えて聖なる町を攻めてきた者たちを神ご自身が追い払ってくださったのです。
王とその無敵の軍隊は、ペルシヤに遠征する途中、女神ナネアの神殿でナネアの神官たちの計略にはまって倒されたのです。
つまり、アンテオコス王が女神と結婚しようとして、お供の者たちとともに持参金として多額の財宝を奪おうとしたのですが、
王の望んだ財宝をささげようというので、王が少数のお供の者を連れて神殿の内部に入ったとき、ナネアの神官たちは神殿を閉めてしまいました。
そして天井の格子に仕組まれた秘密の扉を開けてそこから石を投げつけ、王を打ちのめし八つ裂きにし、首をはねてそれを外の者たちに向かって投げたのです。
不信仰な者に報復なさったわたしたちの神に、常に栄光がありますように。

わたしたちはキスレウの月の二十五日に神殿をきよめる火の祭をおこなうにあたって、この祭のことをあなたがたに説明しようと思います。あなたがたにもこの祭を、仮庵の祭と同様に祝ってもらいたいからです。この火というのは、ネヘミヤが神殿と祭壇を築いていけにえをささげたときの火なのです。
つまり、父祖たちがペルシヤに連行されていったとき、敬虔な祭司たちが水の枯れた井戸の中に祭壇の火をこっそりと保存して、誰にもわからないように封印しておいたのです。
しかるべき時がたって神がお許しになったあかつきに、ペルシヤによって遣わされたネヘミヤは、かつて火を隠した祭司の子孫たちにこの火を取りに行かせました。
ところが火が見つからず、かわりにどろどろとした液体が残っていたと報告したので、それならその液体をくんでもってこいと命じました。そしていけにえを準備すると、木を組んでその上に置かれたけものの上にその液体をふりかけろと、ネヘミヤが祭司たちに命じました。
祭司たちがその通りにすると、それまで雲に隠れていた太陽が現われたかと思うと大きな炎があがったので、みながびっくりしました。
いけにえが焼き尽くされると、祭司たちをはじめすべての人々が祈り始めました。この祈りはヨナタンが先導し、ネヘミヤおよびその他の者が唱和しました。
その祈りは次のとおりでした。
主よ、主よ、万物をつくりなさった者よ、恵みぶかいただ一人の王よ。
ただ一人の指導者であり、ただ一人の正しい者であり、全能の者よ、永遠の者よ、あらゆるわざわいからイスラエルを救い出し、父祖たちを選んで聖別なさった神よ。
あなたの民、全イスラエルのためにこのいけにえをお受けください。あなたの民である全イスラエルを守り、きよめてください。
ちりぢりになっているわたしたちの同胞を集め、異邦人の中で奴隷とされている者たちを解放し、虐待され忌み嫌われている者たちをかえりみ、あなたこそがわたしたちの神であられることを異邦人に知らせてください。
わたしたちをしいたげる、おごりたかぶった者を苦しめてください。
モーセがしたように、あなたの民をあなたの聖地に植え付けてください。

このような祈りの間、祭司たちは讃美を歌いました。
いけにえが焼き尽くされると、ネヘミヤは液体の残りを大きな石の中に注ぐように命じました。
そのとおりにすると炎が燃え上がりましたが、祭壇の光がこれに向かって照り輝くと、その炎は光に飲み込まれてしまいました。
これらのこと、すなわち、捕囚にあった祭司たちが火を隠したところで液体が見つかり、ネヘミヤとそのお供の者がこれによっていけにえをきよめたということが、ペルシヤの王に知れ渡ると、
王はそれが事実であることを確認したうえで、この場所を囲って聖別なさいました。
そして王は多くの財宝を彼らに分け与えました。
ネヘミヤはこれをネプタルと呼びました。これは潔めという意味なのですが、多くの人たちはネプタイと呼びました。

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