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2024年4月20日(土) 通読(本日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回 明日=二コリ11-13,3イミ21,アル4)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ニーファイ第一書 第14章
第十四章
異邦人に与えられる祝福かのろいかの選択。ただ二つの教会があるのみ。浮れ女の母の亡びる運命。黙示者ヨハネの使命。ニーファイの見た示現の終り。

「『神の小羊言葉と権能とをもちて異邦人に現われてそのつまずく石を取り除く時、異邦人もし神の小羊の言葉に聞き従い、
神の小羊に向いてその心をかたくなにせずば、異邦人は汝の父の子孫の中に数えられるべし。すなわち異邦人はイスラエルの家の中に数えられ、約束の地にていつまでも永く祝福を受くる者となり、かれらはもはや再び束縛の身とならず、またイスラエルの家はもはや再び散り乱るることなかるべし。
しかして人間を地獄に誘い落すために、悪魔が己れとその子たちとにて建てたるかの憎むべき大教会は、イスラエルの家の者たちを陥し入れ、また世の人々を亡ぼすために大いなる陥し穴を掘りたるが、これを掘りし者たちはその中へ一ぱいに落ちてみな亡ぶべし』と神の小羊は仰せになった。ここに亡びると言うのは、ただはてしない地獄になげこまれるのを言うだけで「霊の結合体」がほんとうに亡びるのではない。
見よ、このような亡びは神の御前に罪悪と憎むべき行いとを犯すすべての人々にくるもので、悪魔に束縛されることによって起り、神の正義によって定められる」と、
天使は言いたもうてまた私ニーファイに「汝はすでにもしも異邦人が悔い改めれば幸福であることを見、また主がイスラエルの家と結びたもうた誓約も知り、悔い改めないものはだれでも亡びなければならぬことも聞いている。
それでもしも異邦人が神の小羊に向ってその心をかたくなにすれば禍なるかな。
そのわけは神の小羊が『わが驚嘆すべき大事業を世の人々の中にてなす時来る。その大事業とは不朽の事業にして、こは一面人間を感化して平安と永遠の生命とを与うれども、他の一面人間のこころをかたくなであり知恵を暗きままに任せおきて、すでに話したる悪魔にかれらが束縛さるることによりて、肉体も霊も共に束縛され亡ぶるにまかすものなり』と仰せになるからである」と。
天使はこれらの言葉を語ってから私に向い「御父がイスラエルの家と結びたもうた誓約を憶えているか」と仰せになったから、私がその通り憶えている由を答えると、
「見よ、憎むべき行いの母、悪魔を基とする憎むべき大教会を見よ。
およそ教会は二つあるだけである。一つは神の小羊の教会であってもう一つは悪魔の教会である。それであるから、神の小羊の教会に属していない者はだれでも憎むべき行いの母であって全世界の浮れ女であるあの大教会に属する者である」と仰せになった。
そこで私があの全世界の浮れ女をながめると、それは多くの海の上に座を占め全世界を支配してあらゆる国民、あらゆる血族、あらゆる国語の民、あらゆる人々の中に権力をふるっているのが見えた。
次に、私は神の小羊の教会が見えたがこの教会に属している者の数は、多くの海の上に座を占めているあの浮れ女の罪悪と憎むべき行いのために少かった。それでも、私には神の聖徒らである小羊の教会もまた全世界の上にあるのが見えた。しかし、かれらが地上に持っている領分と権力は、私の見たあの大きな浮れ女の罪悪のために小さかった。
また私はあの憎むべき行いの大きな母が、神の小羊と戦うために異邦人の全国民の中から全地の面に多くの人々を集めるのが見えたが、
私ニーファイは、神の小羊の能力が小羊の教会の聖徒らと、主の誓約を受けて世界の各所にちりぢりとなった民の上とに下り、これらの人々が義と大きな栄光にかがやく神の能力とを以て武装したのが見えた。
しかし、私には神の怒りがあの憎むべき大教会の上に下り、それがために世界のあらゆる国民、あらゆる血族の中に戦いがあり、また戦いの噂があるのが見えた。
そしてあの憎むべき行いの母に属しているあらゆる国民の中に戦いが始まり、また戦いの噂が始まった時に天使が「見よ、神の怒りは浮れ女たちの母に下った。見よ、汝にはすべてこれらのことが見える。
すなわち、全世界の中の憎むべき大教会でしかも悪魔を基としているあの浮れ女たちの母に神の怒りが下る日になると、その時御父はイスラエルの家に属している御父の民とすでに結びたもうた誓約を果す準備をなしたもう。これは御父の大事業の始めである」と、
私にかように言ってまた「見よ」と仰せになった。
私がながめると白い衣を着ている一人の男が見えた。
天使が仰せになるのに「見よ、これは小羊の十二使徒の一人である。
見よ、かれはこれらのことの残りと、また過去から今までにあった多くのことを見て書き記し、
またこの世の終りについても書き記す。
それであるから、この者が親しく見て書き記すところは正しくて真実である。また見よ、この者の書き記すところは汝がユダヤ人から出るのを見た書物の中にある。そしてそれがユダヤ人から出てきた当時は、中に記してあるところがはっきりしていて純粋であり、また非常に貴くてすべての人にに解り易いものであった。
見よ、この小羊の使徒の書くべきことは汝がすでに見た多くのことであるが、なおそのほかのことをこれから汝は見るであろう。
しかし、今後汝の見ることはこれを書いてはならない。それは主なる神がすでにあの神の小羊の使徒にそれらのことを書くように聖任したもうたからである。
神はまたこの使徒のほかに、前からあった人々にもすべてのことを示したまい、そしてその人々は示したもうたことを書き記した。しかし、これらの記事は主のみこころにかなう時節がきた時に小羊にある真理により純粋なままの姿で世に現われて、イスラエルの家に伝わるために今は封じておかれる」と、
私ニーファイは、天使の言葉によってこの小羊の使徒の名はヨハネであると言うことを聞いてここに証をする。
そしてごらん、私ニーファイは私が見たり聞いたりしたことのほかのことを書いてはならぬと言われたから今まで書き記したことで満足をするが、これまでに記したことはまことに私が見たことの一端にすぎない。
かように私は私の父の見たことを親しく見、そして主の使がこれらを私に示して下さったことを証するものである。
私は、私が「みたま」につれて行かれている中に見たことについての話をこれで終りにするが、私の見たことがたとえ皆書いてなくとも、今まで書き記したことは皆真実である。正にその通り真実である。アーメン。

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