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真理子様 > http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=skd&book=sir&chapter=1&mode=0 > > シラ書というのは、「ベン・シラの知恵」とか「集会書」という言い方もされます。 > 箴言のようなことわざ集なのですが、箴言以上に前後の文脈のないぶつぶつとしたことわざ・格言なので、引用が非常にラク。そこで、伝トマス・ア・ケンピス作『キリストにならいて』でもさかんに引用されています。 > 中学時代に聖書に興味を持った真理子は、聖書の入門書のつもりで『キリストにならいて』を読み始めたのですが、「なんだ? この集会書って???」。そう、最初に真理子が手にしていたのは、プロテスタント向けの外典(続編)ナシのバージョンだったんですね。真理子はぎりぎりで口語訳で育った世代ですから。 > 新共同訳が出たのは1987年。真理子が高校1年生のときでした。もちろん買ったのは続編つきのほうです……といいたいところですが、実はうっかり続編ナシを買っちゃったんです。新共同訳はカトリックとの共同翻訳で続編も入ると聞いてたんで、新共同訳なら何でも続編がついてると思ったら、続編ナシ版も出すなんて知りませんでした。表紙もまるっきり同じなんでまぎらわしい。あわてて続編つきも買いました。このころから真理子は聖書にお金の浪費をするようになったわけですね。 > 冒頭に長々とした序文がついてます。通常は第1章の前に序文としてつけるものですが、ばべるばいぶるでは面倒くさいので第1章第1節に強引にくっつけました。序文についてる番号は節番号というより、ゲッティンゲン版の行番号に過ぎませんから、無視してかまいません。 > この序文は原著者の孫が書いているのですが、おじいさん、つまりこの本の原著者の名前はイエスっていうんですね。あのイエス様と同名ですよ。『キリストにならいて』がさんざんこの本を引用しているのは、ひょっとしたらそういう理由もあるかもしれません。聖なるあの方と同じ名前の人が書いたからって。 > でも、新共同訳だとイエスス。これっておかしくないですか。新共同訳の前の共同訳が、ギリシア語の主格形をそのまま固有名詞表記に使ったもんだから、イエス様の名前がイエススになっちゃってごうごうたる非難を浴びたんです。「イエス(プロテスタント)でもイエズス(カトリック)でもイイスス(正教会)でもない、この3つの中をとるとはさすが共同訳」みたいな皮肉もあびました。そこで新共同訳では従来のものに戻したんですね。カトリックには譲歩してもらって、イエスにした。じゃここだってイエスにすりゃいいじゃん、って思いますけどね。 > そんなわけで原著者の名前はイエス。ヘブライ語で書いたって書いてますから、ヨシュアって呼んだほうがいいかもしれませんけどね。あ、ヨシュア=イエスって、常識ですよね? > それを孫のベン・シラさん(シラの子ってわけです)が苦労してギリシア語に翻訳した裏話が、この序文です。エジプトというのは具体的にはアレクサンドリア、現イスカンダリアですね。ユダヤ人もいっぱい住んでたんで、そういう海外ユダヤ人向け、あるいはホントに外国人向けに、この本をギリシア語に翻訳したというわけです。そして、同じように翻訳された七十人訳聖書の一書としておさめられたというわけですね。
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