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真理子様 > ●サム上6-10章 > http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=1sa&chapter=6&mode=0 > いろいろあってペリシテ人からやっと契約の箱を返してもらったイスラエルの民。「ほかの民族みたいに王様がいなきゃダメだよ」ということになり、サムエルに「王を任命してくれ」と請願します。神様はベニヤミン族のサウルを選び、サウルが王になります。 > いまでも王様に対する敬愛のあまり、まるで王様を神様のように思っちゃう人っていますけど、昔はなおさら、王様への礼拝みたいなことが当たり前。でもそうなると、神様を絶対とするイスラエルの民にとって、王というのは実に微妙な存在になってしまいます。王様をもちにくい民族なんですね。 > ついでながらローマ人もそう。もともとローマって王国だったんですが、そのころの王様が悪いやつばっかりだったんで、共和政になって以降は、「絶対に王を作らないようにする」というのがローマの国是になりました。そこで王様になりかかったチェザル(私はラテン語はイタリア語よみするのよ。カエサルのことね)は暗殺されちゃうんですが、あとをついだアウグストゥスことオクタヴィアヌスは、「おれは王じゃないぞ。ローマの第一の市民なんだ」ってことで、インペラトゥルっていう称号を作っちゃうわけです。後になればローマ皇帝は絶大な権力を持つわけですが、もともとは「王じゃないぞ」っていう称号なんですよね。中国では、戦国時代に王様がいっぱいできちゃって、王という称号がインフレを起こして価値が低下したんで、そのうえの「皇帝」っていうのを作ったんですけど、インペラトゥルを皇帝って訳しちゃうと、このあたりのローマ人の王様アレルギーがわかんなくなっちゃいます。 > パレスティナっていうのはペリシテ人の土地という意味ですけど、聖書のペリシテ人っていうのはいまのパレスティナ人とはぜんぜん違います。共通しているのは「イスラエルの民のすぐ隣に同居している民」ということだけ。でもペリシテ人たちとのゴタゴタを読んでいると、なんだか今の話とごっちゃになっちゃいますよね。多くのヨーロッパの言葉では、聖書の視点にどっぷりつかっていますので、ペリシテ人っていうのは、芸術や学問に関心のない無知なやからという含意があります。聖書を読んでるとついついイスラエル中心にものを見ちゃうところがありますんで、少々注意です。 > > ●エス・ギ9-10章 > http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=esg&chapter=9&mode=0 > [523]でエス・ギ9章の話を忘れちゃったのでまとめて書きます。 > 決死の覚悟で王様への推参をしたエステルは王様に会うと気絶してしまいますが、王様の厚意により許されます(9章)。なんだか芝居がかってますけど、ホロフェルネスの首をかききったユディトと違って、エステルの勇敢な行動って結局この「押しかけ」だけですから、ここは芝居っ気たっぷりに読まないと、エステル記のヤマ場がなくなっちゃいます。ギリシア語版はちゃんとそれを心得てるんで、付加部分はこの押しかけシーンをふくらませているんです。 > 王の許しを得たエステルは、モルデカイのかつての功績を王に思い出させ、酒宴を開いて悪人ハマンを呼び出させます(10章)。そしてハマンの目の前でモルデカイを表彰。「こりゃ形勢が逆転したぞ」とハマンはあわてます。
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