真理子の聖書日記
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このサイトを作りながら、聖書を読みながら真理子が考えたことです。
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[709]レビ記7-9章
投稿者=真理子
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掲示日=2011/06/06(月) 13:24:13
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http://bit.ly/mKAJNT
7章と8-9章(ホントは10章まで)とでなんか雰囲気が違うでしょう。
7章は愆祭(けんさい。賠償の献げ物。罪過のためのいけにえ)の規定。こういう話はいままで延々と続いてましたね。
それに対して8-9章は、モーセとアロンが実際に何をやったかという記録になっています。
私は旧約聖書のヘブライ語をインターリニア(あんちょこね)とか旧約聖書専用辞典(本文に登場するすべての活用形と文法説明が載ってる)なんかで読むのがせいいっぱいなんですが、なんでもタルムード(旧約聖書の律法以外の口伝律法集)って、原則・条文を書いたあと、それに対応する実際の事例が書いてあるものらしいです。ちょうど判例つき六法全書みたいなものでしょうか。
それを知ったのは、浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』です。イザヤ・ベンダサンこと山本七平さんの『日本人とユダヤ人』には、「全員一致の審決は無効」という有名な章がありますが、これは七平さんがネタ本にしたダニエル・ロプスの『イエス時代の日常生活』に基づくんだそうです。
タルムードの第4章第1節は「財産の裁判はその日のうちに完了してよい。しかし死刑罪の裁判は、無罪のときにはその日のうちに完了してよいが、有罪のときにはその翌日」という原則が、未完了形の動詞を使って書かれており、第5章第1節は「彼らが被告を無罪と判定したときは、彼を即座に方面した。しかしそうでないときは、判決を翌日まで繰越した」という実際が、完了形動詞を使って書かれているんだそうな。ヘブライ語はアラビア語同様、現在・過去・未来じゃなく、完了・未完了なんです。ここをロプスさんが誤解し、さらに七平さんがさらに曲解が「全員一致の審決は無効」なんだそうです。つまり、死刑の有罪判決を出すときだけ、慎重を期すために判決を翌日まで繰り越し、しかも誰かが被告の弁護にまわって反対をしなければならないというのが、何が何でも全員一致はダメということになってしまったわけです。
出エジプト記の後半以降は律法の条文がずらずらっと並んでいるようで、時々思い出したように、過去の事件(実際にはフィクションでしょうけど)が書かれています。レビ記にもそういう部分があったというわけですね。
[708]エペソ書4-6章、知恵の書12章
投稿者=真理子
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掲示日=2011/06/05(日) 09:18:06
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●エペソ書4-6章
http://bit.ly/mcXAWB
エペソ(エフェソ)書はパウロなりすまし偽アカウント文書ですけど、本家パウロ書簡よりよっぽどわかりやすく、すんなりと心にはいってきます。今日のところなんかとってもわかりやすいでしょ? あまりにわかりやすくて、下品な言葉遣いをするな、愚か者になるな、酒に酔うな(5章)、親に従え、主人に従え(6章)と、通俗的な道徳本みたいな気もするほどですけどね。
本家パウロは女性蔑視がはなはだしく読んでてめいってきますが、5章22節以降は本当に男女同権、「妻は主に仕えるように夫に仕え、夫はキリストが教会にご自身をささげたように妻を愛せ」「自分自身を愛するように妻を愛し、夫を敬え」。なんといい言葉でしょう。馬鹿パウロに言ってきかせたくなりますね。あ、下品な言葉遣いは慎むんでしたね。反省しなきゃ。
●知恵の書12章
http://bit.ly/j58vCQ
カナン人などの先住民族の野蛮な宗教行為を批判して、だからこそ神様はイスラエルの民をして征服させたのだ。だけど神は寛容だからちゃんと悔い改めの機会も与えたんだぞ、というわけです。