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このサイトを作りながら、聖書を読みながら真理子が考えたことです。
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[364] 字音仮名遣いは難しくない 投稿者=真理子 掲示日=2010/12/02(木) 19:52:23 ここから閲覧 |
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白石良夫さんの論で気に入らないのは、字音仮名遣いを「悪魔の規範」と呼んで、このような難しい規範は一般人の使用に耐えがたかったと、現代仮名遣いへの変更を正当化しているところです。白石さんの書きようを引用しますと(p.114)、 「家」「革」の字音仮名遣は「か」「かく」であるが、「花」「獲」のそれは「くわ」「くわく」である。「印」は「いん」であるが、「院」は「ゐん」である。……その他、漢字の数だけ仮名遣はあるかと見える。 確かに簡単じゃありません。旧仮名派の総帥・丸谷才一氏も、字音仮名遣いだけは難しいとして、したがっていないほどです。 でも、そんなに難しいですか? この難しさは、訓読み語の書き分けの難しさと、さほど違わない気がします。 「花」とあるのにあるときは「か」あるときは「くわ」というなら難しいですけど、およそ「か」と読む「花」は「くわ」と書けばいいんだから、そう覚えりゃいいことです。だいたい漢字は小学生のときに一字一字、字形を覚えていくじゃありませんか。その片手間に、「くわ」と書く、と覚えりゃいいだけです。 いや、そもそも覚える必要なんかありません。だって、字音仮名遣いっていうくらいで、通常は漢字で書かれるわけですから、漢字で書けばいい話です。ふりがなをつけるときには大変かもしれませんけどね。 字音仮名遣いの難しさっていうのは、実は「めったに使う機会がないからすぐ忘れちゃう(またはそもそも覚える気が起こらない)」ということにすぎないのです。そのことを白石さんはお気づきでない。 旧仮名は難しかったので、戦前の辞書は、表音式の配列をとるのが主流だった(p.147)なんてことも書いています。じゃ、そう配列すればいいだけの話です。辞書は目に見える表記の字の順に配列しなきゃいけないなんて法律はありません。だって大陸の中国語辞典は、漢字の画数順じゃなく、発音順じゃありませんか? あと、この本に限らず仮名遣い本への不満なんですが、明治時代まで無数に存在した平仮名の変体仮名の整理の話が全然書かれていないんですよね。日々、変体仮名と格闘している私には、むしろ変体仮名の話が興味あるんですけど。 聖書に関係する話がまだ出てきませんね。まだこの話は続きます。 |
[363] 白石良夫『かなづかい入門』 投稿者=真理子 掲示日=2010/12/02(木) 12:42:28 ここから閲覧 |
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http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4582854265.html 一部納得のいかない意見がありますが(改めて書きます)、仮名遣い問題の決定版みたいな本ですね。ただ、平凡社新書の赤版って本屋の店頭からほとんど消えてますから絶版間近だと思います。今のところ品切れじゃないみたいですけど買うなら今です。 この本の特徴は、バランスのとれた冷静な意見。 時々、現代仮名遣いを否定して歴史的仮名遣いで書く人がいます。かつては福田恒存さん。福田さん亡き後、いまご存命の方でいえば丸谷才一さんが大物で、あとはちょこちょこというところかしら。実はうちのだんなも学生時代は歴史的仮名遣いで書いてたらしいです。 実は、仮名遣い問題で声高に聞こえてくるのは旧仮名擁護の立場だけなんですよね。新仮名は何やかやといってもう定着しちゃってて、いまさら擁護の声をあげなくったっていいわけですから。それに、現代仮名遣いをさらに改革しようなどという立場はとりあえず存在しませんから。 最近では、萩野貞樹さんの『旧かなづかひで書く日本語』が旧仮名擁護本ってことになるかしら。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/9784344980471.html こんな中で旧仮名にも新仮名にも公平中立な立場を貫こうとすれば、どうしても「旧仮名擁護派批判」にならざるを得ないので、この本も旧仮名擁護派には辛口に読めることでしょうね。 でも著者の立場は決して旧仮名擁護派批判ではありません。なにしろこの人も国語学、国文学の研究家なのですから。あくまで、バランスを取ろうとするとどうしてもそうなるってことですね。 この人が主張するのは、仮名遣いなんて所詮は取り決めでしかないってこと。 旧仮名擁護派は、旧仮名の使用こそが伝統文化擁護に役立つというけど、旧仮名なんて所詮は道具でしかない。「パソコンを使わず手書きで手紙を書けば伝統文化擁護」なんていう議論のおかしさと一緒というわけです。 また旧仮名擁護派は、新仮名は完全に表音主義でなく、助詞の「は」「へ」「を」とか、「ぢ」「づ」みたいな旧仮名の名残があったり、「おおきい」「おうさま」みたいなオの長音の表記の不統一があるとか攻撃するけど、そういうダブルスタンダードは実は旧仮名の中にもある(実例は本書にいろいろ書いてます)し、そもそも仮名遣いは、ダブルスタンダードだろうと何だろうと、ただの取り決めなんだから「一度決めたものは貫く」ことが大事なんだと言ってます。 歴史的仮名遣いの問題点については、実は築島裕『歴史的仮名遣い―その成立と特徴』(中公新書) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/9784121008107.html っていう本もあったんですが絶版。ただ、これは専門知識がないと歯が立たない。真理子も昔読んで挫折しました。でも白石さんの本を読んで、もう少し深めたいってときに役立つかもしれません。 白石さんの意見には一部反対のところがありまして、聖書の話とも関係あるので改めて書きますね。 |
[362] 明治訳ってKJVとも違うのね 投稿者=真理子 掲示日=2010/12/02(木) 07:54:36 ここから閲覧 |
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で、気がついたことがあるので私自身が忘れないようにここに書いちゃいますが、明治訳ってKJVを忠実に訳したものかと思ったら、違う部分もあるんですね。 それに気づいたのは、ルカ17:35-37の処理。ここは簡単にまとめると、 35:二人の女のうち片方が救われる 36:二人の男のうち片方が救われる 37:死体のあるところにハゲタカが集まる みたいになってます。 KJVは全部あります。明治訳のもう一つの底本であるブリッヂマン漢文訳聖書も全部あります。 でも大正の文語訳以降は、36は後代の付加ってことで欠番にしてます。36がなくて、35の次はいきなり37にしちゃうんですね。それだと誤植だって思われちゃいけないっていうんで、口語訳は36を入れてますけど、〔 〕にくくって後代の付加だと明らかにしてる。新共同訳は本文からは36を削って、ルカの最後に「異本にはこうあるよ」って付記してます。 ところが明治訳って、 35:二人の女のうち片方が救われる 36:死体のあるところにハゲタカが集まる つまり36を削って、37の内容を36って付番して、知らん振りをきめこんでるんですね。明治訳ってまるきりKJVやブリッヂマンのまんまなのかと思ったら、こういう「当時最新の聖書学の反映」もやってるんだ、と意外でした。 |
[361] 白石良夫『古語の謎』 投稿者=真理子 掲示日=2010/12/02(木) 07:41:04 ここから閲覧 |
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http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4121020839.html 「そんな歌、詠んだっけ? -柿本人麻呂(談)」という帯が気になって本屋で手に取ったら面白そうだったので買っちゃいました。私は帯ってすぐ捨てちゃうんですけど、帯も重要な情報よね。昔は図書館じゃ帯どころかカバーも捨ててましたけど最近はちゃんと保存する方向になってますものね。 万葉集は全部漢字で書かれていて、しかも「月かたぶきぬ→月西渡」みたいなアクロバティックな用字をすることが多く、ホントはどう読んでたかよくわからないところも多いんですよね。これだって「月かたぶけり」みたいにも読めるわけですし。 そういうものについて、昔から学者がいろいろ考えてきたわけですが、当然ながら学問が未熟で間違った読み方をされたところもあり、しかもその説が流布して定着し、さらには一般語彙にまでなっちゃったものまである。言語って人々が普通に使っていくうちにおこる変化だけじゃなく、こんなふうに学問によって変化しちゃうこともあるんですね。 そういう実例がいろいろあがってて、面白かったです。 そのくらい、昔のもの、オリジナルのものを求めるのは大変なんですけど、「じゃオリジナルって何? オリジナルってホントにあるの?」っていう話まで考えてるのがこの本の面白いところでした。 聖書もそうですけど、昔は本を書き写すとき、間違いだと思ったらどんどん書き換えちゃって、しかもオリジナルをぽいぽい捨てたりした。今の私たちから見ればオリジナルへの冒涜みたいに思うけど、実はそれこそが自然な行為なんじゃないか。だって元の本の間違いを訂正した「決定版」が出来たんだから、元の間違った本は価値がないって思うのも自然なんじゃないか。 たとえば、ある人が本を書いて、後に文庫版を出すときにいろいろ改訂するなんてことは、よくありますよね。そうするとより古い形が必ずしもオリジナルといえないんじゃないか。そもそも、オリジナルっていうのは虚構なんじゃないか。 そういうことをいろいろ考えさせられる、いい本でした。 で、それからこの著者が気になって図書館に行ったら、『かなづかい入門』(平凡社新書) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4582854265.html というのがあって、一部納得がいかないところがありますけど、仮名遣い問題の決定版みたいないい意見を書いているなと思いました。この話は改めて書きますね。 いま明治訳聖書を入力してて、仮名遣い問題にはとても関心があるもので。 上で書いた「アクロバティックな用字」ってことでいえば、いましがた入力した「沮喪す→きをおとす」ルカ18:1 なんていうのがすごかったですね。入力に使ってる国会図書館の本のPDFの文字がつぶれていて読めず、他の版本をいろいろ見てやっとつきとめました。 明治訳もルカの18章まで行きましたわ。 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=mj37&book=luk&chapter=18&ruby=1&mode=0 |
[360] 『天使はなぜ堕落するのか』 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/29(月) 11:00:39 ここから閲覧 |
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八木雄二『天使はなぜ堕落するのか 中世哲学の興亡』(春秋社) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4393323300.html 本屋で見つけて、題名にびびっと来るものがあって、5000円を超える分厚い本なのでどうしようか迷ったんですが、ついつい買っちゃいました(だってほしかったんだもん←中村うさぎ節。私もどこかうさぎさんなのね)。 最初は天使関係の図像学の本かと思ったんですが、実は中世哲学史(サブタイトルにあるわね)。哲学に興味はあるけど頭がついてかないっていう人は多いと思いますが、私なんかその典型。でもこれは面白く読めましたわ。 以前、渡辺正雄『科学者とキリスト教』(講談社ブルーバックス。絶版。修道会に登録してあるわよ)を読んで、それまで思っていた「中世の人は無知蒙昧だったから地動説を受け入れなかった」というのが大ウソだったと気づかされた(ホントに無知だったら逆にスンナリと受け入れたはず。なまじしっかりした学問があったから新たなものを受け入れられなかった。今だってそういうことはよくあるでしょ?)んですけど、その哲学版ってかんじ。デカルトの省察なんか中世の哲学のレベルからすれば大学の卒論程度だ、なんて言葉もあって印象的でした。 イスラムの役割もちゃんとおさえてあるし、哲学だけでなく神学や大学やその他の社会制度や文化の話もあって、中世の知の世界を簡単に概観できるいい本ですね。 去年のクリスマスに第1刷で、今年の6月にもう6刷なのね。売れてるのね。でも、だんなによれば、春秋社ってあてにならない出版社よ。すぐ本を絶版にするんだから。買うなら今のうちよ。 八木雄二さんってちくま新書や平凡社新書で本出してますけど、 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%94%AA%96%D8%81%40%97%59%93%F1/list.html このとおりどれも絶版みたいだから(いま平凡社新書の赤版って本屋でほとんど見かけない)。でもこの人の本はいろいろ読んでみようかしら。 |
[359] 世俗のレベルでとは? 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/28(日) 09:21:24 ここから閲覧 |
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念のためいうと、カルトの批判は世俗のレベルでというのは、具体的には、私がまとめたものでいえば、 http://www.babelbible.net/mariko/opi.cgi?doc=cult&course=church ということです。 ここにも書きましたが、原始キリスト教団みたいな団体がいま出てきたらやっぱりカルトですよねぇ。いま、うちの採用している聖書通読表 http://www.babelbible.net/bible/dspcalen.cgi では使徒言行録を読んでいますが、これ読むとホントにそう思います。 あらゆる宗教は最初はカルトなのかもしれません。漬物と同じ。浅漬けの好きな人もいて新興宗教にはまる人もいるかもしれないけど、じっくり漬かってからが食べごろなのよ。 上に書いてないことを一つ書くと、カルトの多くは既成宗教の聖典をちょこちょこ借用していろんな変わった教義を組み立てるんですけど、そういう「聖典のつまみ食い」って危ないのよね。 宗教って麻薬なんですよ。「宗教はアヘンだ」というのは、マルクスの言った意味とは別に正しいと思います。毒になるようなものだから逆に薬にもなるんです。毒にならないものは薬にもなりません。ちゃんとした処方にしたがって服用すれば薬になるけど、そうじゃなきゃ毒なんです。 聖典にはいろいろな毒が含まれているので、たいていのまともな宗教ならその歯止め装置があります。たとえば旧約聖書にはヘンな律法がいろいろありますけど、たいていのキリスト教会では、旧約の律法は無効ということで歯止めをかけてる。ところがそういう歯止めを使わずに、聖書をつまみ食いして、「旧約では血を食べるなと書いてるから輸血はダメ」なんてことになると、聖書は猛毒になっちゃうわけですよね。 |
[358] 服部さんへのご批判 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/28(日) 07:43:57 ここから閲覧 |
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mixiのキリスト教関係コミュで活躍なさっていらっしゃる映画評論家・服部弘一郎さんが運営している「ふつうの日本人のための《聖書&キリスト教》ナビゲーター」というメルマガがあります。 http://archive.mag2.com/0001189995/index.html 毎回、聖人カレンダーを掲載なさるなど、聖書だけでないキリスト教の伝統を紹介している姿勢が私は好きなのでおすすめしますが、今回の内容はちょっと問題だと思いましたので、服部さんには以下の内容をメールで送り、あわせてこの場に公開します。 -------------------------------- メールでははじめまして。真理子と申します。 以前はmixiにちょくちょく書き込んでいましたのでひょっとしたら覚えていらっしゃるかもしれませんが、最近はmixiに書き込みをしなくなりました。ですが服部さんのメルマガ「ふつうの日本人のための《聖書&キリスト教》ナビゲーター」は愛読しております。 さて、今回2010/11/29配信のVol.9中、私の観点からすればおかしいと思う論議をなさっております。「メールでもTwitterでも質問や要望などが寄せられることがほとんどありません」とございましたので、メールでご批判申し上げます。 なお、メルマガは公表物ですので、このご批判も公開します。これと同文の内容を私の運営する「ばべるばいぶる&真理子日曜学校」の掲示板「真理子の聖書日記」にも掲載しております。 http://www.babelbible.net/bbs/bbs.cgi 今後ご返事をいただけるのでしたら、それは私信ですので公開しません。 ご批判申し上げるのは「キリスト教Q&A」のエホバの証人批判のくだり全体です。 結論の要旨をまず申し上げると、「カルトの批判は徹底して世俗の立場ですべきであり、神学を持ち込むな」ということです。 服部さんは、カルトかどうかの検証をあとまわしにして先にエホバの証人を神学的に批判(三位一体説をとらない。新世界訳聖書で「主」でなく「エホバ」と訳している)したわけですが、これはまるっきり逆でした。先にカルトかどうかの検証を徹底して世俗のレベルでやるべきだったのであり、聖書や神学の批判はつけたりでよかったのです。 神学的な論争は所詮は部外者にはどうでもいいことですから、「服部さんはエホバの証人を批判しているけど、それは服部さんがエホバの証人じゃないからだろう」くらいにしか受け取られず、服部さんの批判が無力なものになると思います。 たとえば、服部さんは新世界訳が「主」でなく「エホバ」という訳語を採用していることをあげておられますが、そういう聖書はほかにいろいろあります。なにしろ文語訳聖書がそうじゃないですか? エじゃなくヱですけど。ですから服部さんのこの議論をうろ覚えにした読者は、文語訳聖書を書店でてにとったときに、「これはエホバの証人の聖書だ」と誤解する危険だってあります。 新世界訳についてはいろいろな批判がありますが、部外者にとってはその違いはどうでもいいレベルで、たとえば口語訳や新共同訳の訳語を福音派が批判している(またその逆に新改訳聖書の訳語を福音派以外の方が批判している)のと同じようなものでしかありません。 新世界訳を使うなというなら、「新世界訳はカルト教団であるエホバの証人の独自訳なので、これを使うとエホバの証人の信者と誤解されるから避けろ」「無料だけど、エホバの証人の王国会館に行かねばならず、いろいろしつこい勧誘をされる危険がある」ということだけを言えばよかったし、そのほうがすっきりしました。 私のうろ覚えの記憶では、「カルトの批判は徹底して世俗のレベルで」というのは、服部さんがどこかのコミュでお書きになっていたことだと思うんですが、今回はそうではなく、部外者にはどうでもいい神学のレベルになってしまったことで、かえって批判の力が無力になってしまったと思いました。 私のご批判は以上です。 今後もメルマガを楽しみにしております。あわせて服部さんのますますのご活躍をお祈りしております。 植田真理子 |
[357] 聖書に学ぶビジネスの極意100 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/27(土) 21:35:05 ここから閲覧 |
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本屋で、江上剛『聖書に学ぶビジネスの極意100』(ワニブックス新書) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4847060253.html というのを見つけました。最初は「くだらない本ね」と思ったのですが、本屋を出てから妙に買わなくちゃいられない気持ちになって、別の本屋に飛び込んで買ってしまいました。私みたいに聖書ネタだと何でも買っちゃう人って多いから、「聖書ネタにハズレはない」っていうのは本当ね。 聖書(と言ってもマタイだけ)のイエス様の言葉とかエピソードをビジネスに役立てようという本。たとえば「誰にも知らせてはいけない」マタ9:30というのを、「イエスはセールスの天才だ、こういわれれば必ずみんな言いたくなる、人間の心理をうまく突いたセールスだ」と評しています。こういう強引な解釈ぶりが面白くて爆笑してしまいます。 しかし思いますに、これが「聖書に学ぶ恋愛術」とかだったら、男と女の話が出てこなければネタにできませんけど、ビジネスだったらあらゆるエピソードがネタにできますよね。だったビジネスってお金の話だけでなく、人づきあいの技術でもあるわけですから。だからこういう本も作れちゃうわけね。 |
[356] スライサー 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/25(木) 13:29:26 ここから閲覧 |
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[321]で、だんなが買って来たフープロにスライスや千切り機能がついてなかったとぶつぶつ言った私ですが、ひょんなことから、スライスや千切りだけの機能のついたフープロ、もうこれはフープロじゃなくスライサーっていうらしいんですが、それを買って来てくれました。 きっかけは私のケガ。タマネギをスライスしてたら手元が狂って指をぐさっと切っちゃったんですよね。 もっとも血の出方からして動脈は大丈夫ってことがすぐわかったんですが、それでもぽたぽたしたたり落ちるくらいに出血して、それを見ただんなが真っ青。 しかし心配の仕方が何だかね。「真理ちゃんまでキーボード入力ができなくなったら大変だ」だって。私の体そのものより、キーボード入力ができるかどうかが心配だったのね。困ったもんだわ。 女性は生理があって血は見慣れてますけど、男性はやっぱりおろおろするみたい。生理中でも軽ければ平気でセックスしますのでだんなも見慣れたかと思ったんですが、やっぱりダメみたいね。 そんなわけでまさしく血の代価でスライサーを手に入れちゃいました。イワタニのIFP-45S。価格.comで調べたら最安値が5980円のところ、近所のホームセンターで4980円で売ってたのを手に入れたというから、まあ合格だわ。 でもいまいち使い勝手がよくない。部品がいっぱいありすぎてセットするのが大変だし、これだったら数百円で売ってるスライサー使って手でやったほうが早いんじゃないかと思います。みじん切りは手でやるのは大変なんでフープロが大活躍しますけど、スライスや千切り機能は不要だってことがよくわかりましたわ。 手でやると最後のほうはスライスできず、無理すると今回みたいに手をさっくり切っちゃいますけど、実は電動スライサー使っても最後はうまくスライスできません。そういうクズはいろいろためといて、キャベツの芯だってニンジンの首だとかと一緒にフープロでみじん切りにして野菜スープなんかに入れちゃえばいいんです。だから最後までスライスできなくてもそれはそれでいいんですけど、ふだん台所仕事をしない男性には、そのことがよくわからないみたいね。まあ、これで手のケガがなくなるという安心感だけは買えましたけど。 |
[355] ちょっと実験 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/25(木) 10:39:02 ここから閲覧 |
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ちょっとYoutubeの動画を貼り付ける実験してます。昨日放送の「5時に夢中!」からです。 一応うまくいくみたいね。 実験ついでに書きますけど、この動画の6:34あたりから「宝くじ必勝法」という話になって、イニシャルがKTの人が当たる確率が高いとか言ってて、木村太郎とか小室哲哉とか言ってるんですけど、それだったらイニシャルはTKになりません? そのことに元記事の東スポの記者も「5時に夢中!」の出演者たちも誰も気づいてない。 それとも私の知らない間に、「日本人の名前を英語で書くときは、名姓順にせず姓名順で押し通す」っていうコンセンサスが得られたのかしら? 最近中国人や韓国人の名前は、姓名順で押し通す流儀もあるみたいなんですけどね。 |
[354] 5時に夢中!に夢中 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/24(水) 23:07:51 ここから閲覧 |
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中村うさぎさんが出ているというので、MXテレビの「5時に夢中!」という番組を見始めましたが、これ面白いですね。 MXテレビは東京ローカルのUHF局なんですが、東京はVHFだけで用が足りるのでUHFアンテナなんか立ててない家が多い。ましてこの局は1995年開局なんで、昔の家ならなおさらUHFアンテナなんか立ててない。新しい家だって、MXテレビだけのためにUHFアンテナなんか立てないでしょうし。 私たちのすむ横浜にはテレビ神奈川というUHF局がありますが、UHFアンテナはテレビ神奈川の発信塔のほうに向けているので、MXテレビは映らない。 地デジになってやっとMXテレビが見られるようになったわけです。 夕方5時だというのにエッチな話もまるきり平気でやってるし、昨日なんか北朝鮮の砲撃があって他局はみんな臨時ニュースとかやってるのに、そんなのどこ吹く風とばかりに新聞のヘンなコラム記事を紹介して危ないコメントをつけてる。この独立独歩の姿勢はすがすがしいわ。地デジが一般的になってMXテレビの視聴率が上がったら、こういう危ない番組は存続できないかも。 夕方5時台は仕事に出かけていることが多いんですけど、オフのときには注意して見るようにします。実はまだ地デジの録画のための器械を買ってない。まあ、Youtubeで「5時に夢中」で検索すると、いろいろな人が毎日毎日見どころをアップしてくれてますから、それを見ればいいんですけどね。こういう世の中だから、たぶん今後とも地デジ対応のレコーダーは買わないと思います。 やっと明治訳新約入力が再開 明治訳新約ルカ13章 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=mj37&book=luk&chapter=13&ruby=1&mode=0 |
[353] NEB来ました 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/23(火) 10:13:08 ここから閲覧 |
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[351]で書いた件ですが、早速古本屋がNEB(New English Bible)を送ってきてくれました。旧約も外典もついてる本で、2000円。さっそくカッターでハードカバーをはずし、スキャンしてOCRにかけてみたところ、ほとんど誤読なしにOCRできますね。これはいいわ。除夜の鐘に間に合うかどうかは別として、ちょっとテキスト化してみます。 洋書を扱う古本屋で「英語聖書」って書いてあるものは、たいていこのNEB。ほんとうによく見かけるものですけど、なぜかうちの本棚には入ってませんでした。いつでも手に入ると思うと逆に買う気がおきなかったりするものですから。 いろんな大学の英文科で「英語で聖書読め」なんて言われたりします(私も言われた)が、そのとき勧められるのは、やっぱりこのNEBですからね。天下のOxford、Cambridge共同出版ですし、KJVみたいな「三人称単数現在は-sじゃなく-(e)th」なんていう古い英語じゃなく、一応現代英語。そのくせGood News Bibleみたいな読みやすい英語じゃなく、中学2年生の佐藤優さんを参らせるような骨太英語ですから、英文科学生に勧めるのにぴったりなんです。それだけに、これをテキスト化すると需要はあると思います。 |
[352] UNIQLOCKに男性が 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/23(火) 06:04:07 ここから閲覧 |
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[350]で、どうしてUNIQLOCKには女性ダンサーしか出てこないのかしらって書いたんですが、ごくまれに男性が出てきますね。どうも毎正時、つまり6:00とか7:00とかの直前みたいです。 ああ、こんなこと書いてるっていうのは、UNIQLOCK中毒になってる証拠ね。 |
[351] NEB 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/22(月) 21:27:26 ここから閲覧 |
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年末公開フラ訳の入力が全部終わりました。会員登録なさってらっしゃる方は読めますけど、一般向けには除夜の鐘と同時に公開します。 フラ訳って学問的には正確なのかもしれないけど、あんまり朗読のことを考えてないみたいで、どう読んでいいかよくわからない語もけっこうある。たとえば知3:16の「かんつう者の子は栄えず」の「者」って、「もの」なのか「しゃ」なのかよくわからない。たぶん「しゃ」なんでしょうけど、「姦通者」なんて単語は日本語にはないわよ。「姦通した者」でしょ? こういうのがうじゃうじゃあってルビうちにけっこう悩み、そのせいか入力は面白くなかったです。 フラ訳の入力のために中断していた明治訳新約は、ヘンな漢字が多くて入力は大変だけど、朗読していてとても気分がよくなる名文で、こういうのは入力が楽しいです。早く明治訳新約の仕事に戻りたくて、フラ訳入力を急ぎました。 その一方で英語聖書のRV、章ごとにコピペしてこないともってこれないので時間がかかってます。まあこれは急がずにちょこちょこやっていきます。 で、フラ訳同様に年明けに著作権が切れるものとしては、NEBの新約っていうのがあるんですよね。 NEBっていうのは英国聖書協会のNew English Bible。旧約は1970年だけど新約は1961年なんで、2012年つまり今度の除夜の鐘と同時に日本では著作権が切れます。日本以外の国では著作権が70年の国が多いのでまだまだ著作権が存続しますが、日本は50年なんでいちはやく切れるわけですね。 まだ著作権が存続していることが理由なのか、NEBってどこを探しても全然テキスト化されてない。これをテキスト化できれば世界に先駆けて公開できるわけよね。 そういう野望もあってNEBの版本を現在取り寄せ中です。うまくOCRできるような印刷だといいんですけどね。 佐藤優版新約聖書2に、佐藤優さんが中学2年生のときに牧師さんから「英語の聖書を読んでごらん」と勧められて、がんばったけど歯が立たなかったというエピソードが書かれていて、それがこのNEBなんですよね。 佐藤優ファンは、佐藤優さんが勧めてる本をいろいろ買う習性があって、たとえば「佐藤優さんが進めている『引照つき新共同訳続編つき』とやらは、どこで手に入るのか?」とか、ネットの掲示板に書いてるのを見かけたりします。 だから佐藤優さんが中学時代にNEBと格闘したなんていうエピソードを読んで、NEBを読みたいっていう人がちょこちょこ現れそうな気がするんで、準備しておこうかしら? |
[350] UNIQLOCK 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/22(月) 09:18:29 ここから閲覧 |
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数日前からこの「真理子の聖書日記」にUNIQLOが作っているWEB広告「UNIQLOCK」を貼ってみましたが、 http://www.uniqlo.jp/uniqlock/ これ、麻薬性がありますね。気がつくと「もう十数分も仕事を何もしないで見入っちゃったわ」みたいな。仕事の能率向上のためにUNIQLOCKの見すぎには注意しましょう。 だんなが「UNIQLOCKのダンサーがかわいいかわいい」とほざいているので調べたら、一人一人Youtubeにオーディションの様子が公開されてるんですね。YoutubeでUNIQLOCKと入れるといろいろ出てきます。本番はまるっきり無表情なのに、Youtubeのほうはニコニコ笑ったり声を出したりしているのが面白いです。 それにしてもどうしてUNIQLOCKは女の子しか踊らせないのかしら? 別バージョンでいいから男性ダンサーが出てくるものとか男女一緒なんていうのも作ればいいのに。だってUNIQLOって、メンズもレディースも同じフロアにあって男女で一緒に買い物ができるのがコンセプトの一つなんでしょ? そもそも製品だって男女差がほとんどないから何ならトランスジェンダーだってできる。むかし私が今よりはるかにデブだったときは、レディースのXLが入らなくてメンズを着てたこともあるし、知り合いの女装子くんを鍛えたときには、まずはUNIQLOでレディースを買わせて徐々に女物に慣れさせたなんてこともありましたわ。UNIQLOCKの女の子は女の私から見てもかわいくていいんですけど、男性版を切に希望しますわ。 UNIQLOCKを見ながら聖書の入力のほうもちゃんとやってます。年末公開のフラ訳聖書はあと「知恵の書」を残すのみで、今日にもできるでしょう。 早くフラ訳は片付けて別の仕事に入りたいわ。 |
[349] 性的強者と性的弱者 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/21(日) 20:42:44 ここから閲覧 |
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そうそう。中村うさぎさんのエッセーには「性的強者」「性的弱者」という言葉がちょくちょく出てきて、何度も使っているせいか説明なしに出てくることも多いんですが、私はたまたま説明なしのエッセーを最初に読んだので、あれっと思いましたわ。 一般的には、通常の売春、つまり男が金を出して女を買うとき、男が強者で女は弱者の性奴隷ってことになると思うんですけど、うさぎさんの用語はそうではなく、女=売り手=性的強者、男=買い手=性的弱者ってことなんですよね。つまり、女はセックスを「させてやる」立場であり、しかもお金までもらえちゃうんだから強者、これに対して男は金を払ってセックスを「させてもらう」立場なので性的弱者っていうわけです。この考えを承認するかどうかは別として、とりあえずうさぎさん自体はこの意味で使っているので、これを知らないとまるっきり誤読してしまう危険があります。私がそうでした。 だからたとえば、彼女がお金を払ってホストを買うようになったことを「性的強者から性的弱者への転落」と書いているのは、お金をもらう立場からお金を払う立場になったってことです。 |
[348] 中村うさぎ『私という病』 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/21(日) 17:11:24 ここから閲覧 |
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「神学をやってた人や牧師なら中村うさぎの文章には感じるところがある」という佐藤優さんにだまされて、中村うさぎさんの本をいくつか読んでみましたが、見事に感じるところがありましたわ。 最初に手に取った本がよかったのかもしれない。それは新潮文庫の『私という病』。デリヘル嬢経験をもとにした自己分析やこの社会での男女の役割に対する分析は鋭いですね。 これまでは私は、だんなが時々拾ってくる週刊誌やパートの勤務先にころがってる週刊誌にのってたエッセーを読んで、「際限なく物を買ったりホストに狂ったりして、それを臆面もなく書いてる人」っていうイメージしかありませんでしたけど、この本を最初に読めば、彼女がどうしてそういうことをし続けるのか、そしてこれは決して彼女が特異体質だからというのではなく、現代人ひとりひとりに通じることなのだっていうのが、よくわかりましたわ。 ちょっと中村うさぎさんにはまっちゃったかもしれない。ほかにもいろいろ読んでみます。 とりあえずネットで見られる佐藤優さんとの対談 http://www.bunshun.jp/pickup/mymarx/mymarx01.htm ついでながら類似のタイトルの本に『女という病』っていうのがあって、こちらは現代女性の起こしたさまざまな事件を取材したもの。これはこれで面白いんですけど、やっぱりうさぎさんは、ご自身の体験をもとにして書いたもののほうが面白いです。 実は佐藤優さんもそうかもしれない。たくさん本を出してるけど、結局佐藤優さんの書くものの魅力って、ご自身の体験を書いた部分に集中してるんですよね。 |
[347] 外語祭 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/20(土) 01:29:29 ここから閲覧 |
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東京外国語大学の文化祭「外語祭」が今年は11/19-23にありまして、母校でもないのに夫婦で必ず行ってます。そういえば私もだんなも母校の文化祭には行かないわね。 今日(11/19)はだんなと私の仕事の休みが一致し、だんなの領域であるウルドゥー語(パキスタンおよびインドのイスラム系言語)の劇がありましたから、平日ですけど行って来ました。 外語祭は世界各国の料理の模擬店と、各国語による演劇が売り物なんですが、実はベリーダンス部の公演が隠れた(公然の?)売り物で、主人は「これを見ないと年が越せない」と申しております。ふだんはやっぱり男性客が多いんですが、今日は平日のせいか、部員さんたちの友達というからみで圧倒的に女性客が多かったのにびっくりしました。このほか、野外劇場でフラダンスもやっていて、若い女の子のおへそを堪能できて、さぞ主人は満足したことでしょうね。 ウルドゥー語劇は退屈したわ。字幕を出すタイミングの間違いが多発したし、演技もへただし。内容もつまらない。もっと地域文化に即したものをやったほうがいいんじゃないかしら。毎年新作をやってるようだけど、同じものを何度もやったっていいじゃない。そのほうが見ごたえのある劇になると思います。 |
[346] 佐藤優版新約聖書2 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/18(木) 18:28:30 ここから閲覧 |
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文春新書から出た佐藤優版新約聖書の2が出ました。 http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166607822 これでこのシリーズは完結です。 内容的にはただの新共同訳なんですが、佐藤さんの解説が6本入っていて、それぞれけっこう面白いです。たとえば「わたしは如何にしてキリスト教徒となったか」に、ロシア語聖書の話が書いてあるんですが、ロシア語聖書は正教会の聖書同様に、新約聖書の順番が違って、使徒とロマの間に公同書簡(ヤコブ、ペテロ1-2、ヨハネ1-3、ユダ)が割り込んでくる。西側のほうの順番だとローマが非常に重要だという気になるが、この順番だとローマもモスクワも対等だという気になるってことだそうで、順番の違いってそういう意味があったのね。 ところで「私のマルクス」文庫版を買ったら、巻末にあるところでやった佐藤さんの講演録が掲載されていて、その中で中村うさぎさんをほめているのにびっくりしました。佐藤さんはうさぎさんとオール読物で使徒言行録を読む連載をしている関係なんだそうですが、うさぎさんはバプテストの厳しい家に育ち、聖書の内容に通暁しているんだそうな。それは知りませんでしたわ。ものすごい浪費をするうさぎさんの文章を読んでいると、浪費家の私は「人間ここまで自堕落な生活をしてもなんとかやっていける。下には下があるのよ」なんていう妙ないやしを受けます。佐藤さんによればそのことも、プロテスタントが禁止している悪徳を全部やってみて、それでも崩れない人格の根底に何があるかを探る行為なんだそうで、「いま日本においてキリスト教を一番真剣に考えている作家」がうさぎさんなんだそうな。へぇ。 さっそくオール読物立ち読みしたけど、いまこの連載はもうやってないのね。図書館行こうかしら。でもどうせそのうち単行本や文庫本になると思うんですけどね。 今回の「佐藤新約2」は使徒が入ってるので、うさぎさんの話がのってるかと思ったら、それはありませんでした。 |
[345] ナマ佐藤優さんを見てきました 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/15(月) 23:11:47 ここから閲覧 |
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[318]でご紹介した講演会に行ってきました。 会場は満席で欠席者も皆無。席が見事に埋まってたわ。それにしても男性率の高いこと。ふつうコンサートって、休憩時には女子トイレのほうに列ができるんですけど、女子トイレはがらがらで男子トイレに列ができてましたわ。 佐藤さんは薄手のセーターで登場。これがトレードマークなのかしら。 話は面白かったけど難しかった。特に柄谷さんの話は、事前に柄谷さんの『世界史の構造』を読んでないとまるきりついていけない。[318]でご紹介したように、佐藤優版新約聖書に『世界史の構造』のエッセンスが紹介されているので、これを読んでいた私は何とかついていきましたけど。会場で『世界史の構造』のサイン本を売っていたのでついつい買って帰る。 ついつい買って帰るといえば、佐藤さんが解説をつけて復刻したゴーガルテン『我は三一の神を信ず』が近日発売されるんですが、 http://www.shinkyo-pb.com/post-1076.php これの先行販売もやってて、8400円もするので買うもんかと思ってたんですが、佐藤さんの講演を聞いているうち買わずにいられなくなって買ってしまいました。佐藤さんは売るのがうまいわね。 |
[344] アメーバピグ 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/15(月) 13:05:38 ここから閲覧 |
アメーバピグ、いいかげんにやったらこんな顔になっちゃったわ。全然似てない。でもだんなは似てるっていうんだけど…… フラ訳のほうはユディトに続いてトビトも終えました。これで年末公開分の半分が終了。 |
[343] YLTとWMT 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/13(土) 09:34:19 ここから閲覧 |
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さらに2種類アップ YLT http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=ylt&book=mat&chapter=1&mode=0 WMT http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=wmt&book=mat&chapter=1&mode=0 まずYLTはYoung's Literal Translation。Robart Youngという古代語ヲタ(ほめ言葉よ)が1862/1898年に出した超直訳バージョン。たとえばヘブライ語の時制で現在になってるところは内容的に過去でも全部現在形で訳すとかしてます。ホントはヘブライ語には時制はなく、完了か未完了かだけなんで、ヨーロッパの言語の時制感覚とは違うんですけどね。そんなわけで原典研究には便利だと思います。 次のWMTはWeymouth New Testament(1903)で、新約しかありません。KJV風の文語というか古風な文体が主流だった当時に口語的な翻訳をしてベストセラーになったみたいです。 ここまで、Unbound Bible http://unbound.biola.edu/ というところからいただきました。ここのいいところは、まるごと一括のダウンロードができるところ。だから容易にもってこれるんです。Unboundの節番号はばべるの採用しているBHS/NAの節番号と異なるのでちょこちょこ変換が必要ですけど。 ところがこの先が大変。Unboundにはあと一つ英語聖書としてDouay-Rheimsっていうのがあって、これはラテン語聖書Vulgataに即した翻訳。だから当然トビトとかユディトとか外典があるはずなんですが、それがUnboundのには入ってない。だからこれは http://www.drbo.org/ からもってこなくちゃいけない。一括でダウンロードできないので時間がかかりそう。 さらに、RV、RSVといった重要な聖書がUnboundにはない。RSVのほうは最終が1957年刊で、著作権70年の外国ではまだ著作権が生きてるからかもしれないけど、RVは1885年なんで、これが入ってない理由がわからない。だからこれらは RV http://erv.scripturetext.com/ RSV http://quod.lib.umich.edu/r/rsv/browse.html からもってこなくちゃいけない。一括でダウンロードできないし、RVのほうは外典が入ってないのが不満。 |
[342] Webster's Revision 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/13(土) 05:35:28 ここから閲覧 |
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さらにWebster's Revision。 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=webst&book=mat&chapter=1&mode=0 Websterというのはあの辞書編纂者のWebsterです。19世紀前半に作ったWebsterの辞典は大ベストセラーになり、Websterと全然関係ない辞典もWebsterと名乗るようになったため、ホンモノのWebsterの辞典とニセモノとを見分ける訓練が、英文科学生の必須の技能とされるようになりました。 当時の米国は英国からの独立の気概が強く、英国のヘンな習慣をどんどん改めて米国独自のものを作る風潮があって、Websterも辞典の中で、彼の感覚でヘンだと思われるスペルをどんどん訂正、これがcolour -> color みたいな英国式、米国式のつづりの違いを生み出しました。 Websterの聖書っていうのは、実はまるっきりKJV。ただしつづりをWebster式にし、文法をより19世紀式にし(たとえば、無生物に使っていたhisなんかをitsにしたり、古い完了形のbe+過去分詞を全部have+過去分詞にしたり)、その他ちょこちょこと手を加えたものです。だからKJVと比較対照させると、Webster流19世紀アメリカ英語の様相がわかるようになっています。 |
[341] Darby Bible 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/12(金) 19:56:06 ここから閲覧 |
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もう一つおまけでDarby bibleです。 Darbyといっても競馬じゃありません。そういう名前の宣教師がいまして、19世紀末に独自の教派を作って聖書の翻訳をしたのです。 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=dby&book=mat&chapter=1&mode=0 |
[340] BBE 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/12(金) 17:51:07 ここから閲覧 |
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ASVに続き、英語聖書のアップです。 BBEというのはBible in Basic English。その昔、Basic Englishという、語彙を850語に限定した英語が英語教育で提唱されたことがあるらしいです。私は知りませんでしたが、だんなが最初に中学でやった英語教材がBasic Oral Englishという、このBasic Englishの考えに基づいたものだったんだそうな。 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=bbe&book=mat&chapter=1&mode=0 語彙が限定されたからわかりやすいというものではないってことは、学生時代に英熟語に苦しんだ人ならすぐわかるでしょう。take part inとかput offとかより、participateとかendureっていう別単語のほうがまだわかりやすいんです。 そんなわけで、今となっては古い考えですけど、このBasic Englishに基づく翻訳がこのBBEです。 だんなの中学校は、実は私の母校でもある創価中学校。ただし10年も離れてますからお互い顔をあわせたことはありません。そんな学校を出たのに、いや、それだからかもしれないですけど、だんなも私も反抗して創価の信仰を棄てたのです。 創価中学校・高校は昔は語学教育をウリにしていて、LL教室なんかで英語をやったんだそうですが、LLって教師にとっても生徒にとっても宝の持ち腐れだったようで全然教育的効果がなく、私の世代ではもう全くなくなっちゃいました。 だんなの時代は、英語科の先生方の教え方があまりにひどくて、生徒たちがつるしあげをしたらしいです。ちょうどそのころは、創価学会と日蓮正宗が対立して、池田大作が会長をやめるはめになったころで、がたがたしてましたからね。 |
[339] 一個人 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/11(木) 21:36:40 ここから閲覧 |
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こういう名前の雑誌があったんですね。 先月末10月26日発売の12月号で「保存版特集・キリスト教入門」をやってます。 http://www.kk-bestsellers.com/magazine/ikkojin/ こうやって雑誌がキリスト教特集をやるとついつい買ってしまう。 キリスト教・聖書ネタの企画にハズレはないって言葉があるらしいですが、私みたいな人が多いんでしょうね。 |
[338] フラ訳ユディト書 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/10(水) 14:57:51 ここから閲覧 |
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除夜の鐘がなるまでは著作権が存続しているのでまだオモテに出せませんが、フランシスコ会訳のユディト書の入力を終えました。 ユディト書のような外典の多くは、訳によって節番号がかなり異なります。新共同訳はフラ訳同様にLXXに基づいているようですが、ヴルガタとはずいぶん異なる。フラ訳ではこういうときに、本文の上にLXXの番号を、下にヴルガタの番号を書いてるんですね。このヴルガタの番号をどうしようかと思ったんですが、結局載せないことにしました。単に番号が異なるだけじゃなく、一方にあって他方にない内容の文もいろいろあるので、単なる機械的対応じゃダメで、結局はヴルガタに即した訳を別にあげなきゃいけなくなっちゃうんですよね。それは「フラ訳のアップ」という仕事から逸脱しちゃうので、やめることにしました。 ヴルガタに即した日本語訳をしている真野さんという方がいまして、 http://www10.ueda.ne.jp/~petsark/index.html で読めますが、ユディトはまだのようですね。 フラ訳は時々ヘンな日本語になってるところがあって、「首実験」ユディ14:5とか「ちじに」ユディ14:19なんていうのはそれぞれ「首実検」「ちぢに(千々に)」の誤りとして訂正しちゃいました。 あとは、「美々しく装った」ユディ12:15なんていう言葉を見つけました。こんな言葉は私の語彙にはないんですけど、でも辞書を見ると「美々しい」っていう言葉が載ってますね。MS-IMEでも変換できちゃうわ。そんな言葉があったなんて。でも私以外にもこの言葉にひっかかる人がいるみたいで、 http://d.hatena.ne.jp/Hiromix2004/20090519/p1 にそんなことが書いてありますね。 |
[337] ASV 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/08(月) 13:44:18 ここから閲覧 |
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そういえばうちの聖書のラインナップって、英語聖書はKJVとWEBだけでしたわね。いままでは、英語聖書をいっぱい集めるならまずは他の言語を、そして日本語をって思っていたので、だから英語が手薄になっていました。今後は英語聖書も充実させていきましょう。 まずはいろんなところで手に入るASV(American Standard Version)です。 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=asv&book=mat&chapter=1&mode=0 |
[336] アンチプロ野球 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/08(月) 10:21:03 ここから閲覧 |
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もう、まったく野球のお好きな方々ね。 よくも連日夜遅くまで野球をやるもんだわ。 土曜日の日本シリーズ第6戦の延長で「ラジオ文芸館」がとんだと思ったら、日曜日は第7戦も夜11時ぐらいまで延長したもんだから、毎週楽しみに聞いていた「新日曜名作座」(NHKラジオ第一日曜22:15-22:45)もとんじゃいましたわ。そんな、野球を最後までやるなんていうのは民放にまかせときゃいいのよ。AM局全部で野球やることなんかないじゃない! みんな右へならえで同じことやってるからラジオは人気がなくなっちゃうのよ。 私は野球は興味ない。だんなは今すんでる横浜市に引っ越す際に「これからは神奈川県民になりきるんだ」っていうんで、当時の横浜大洋ホエールズとロッテオリオンズのファンになり、特に川崎球場は居心地がよくてよく通ってたらしいです。そしたらロッテは千葉に行っちゃうし、ホエールズはベイスターズとかいうわけのわからない名前になるしっていうんで、そのときに野球から足を洗ったみたいです。その後の権藤監督のときにリーグ優勝も日本シリーズ優勝もしましたけど、全然うれしくなかったんだそうな。 二人とも共通しているのは、熱烈なアンチ読売だってこと。アンチ読売は絶対に巨人って書きませんのよ。書くと手が穢れる感じよ。 野球チームは各リーグ6つあるんだから6年に1回優勝すればいいのに、あんなふうに毎年優勝が義務づけられているかのような、そして「日本人ならみんな読売を応援するのが当たり前」みたいな空気が出来ている、そういう「場」を嫌っているというだけで、現実の選手たちは別に嫌いじゃないですけどね。 まあそれでも、いまは日テレでも読売戦を放送しないし、サッカーとか他のスポーツもいろいろ出てきて野球人気は低下したから、別にどうでもよくなりましたわ。 それに、横浜ベイスターズのオーナーのTBS(マルハじゃないのよ!)のやる気のなさを見ると、読売・日テレの功績って大きかったのかしら。日本に野球を根付かせたってことでは。 これはちょうど極悪企業サントリーと同じね。 私もだんなも、熱烈なアンチ読売であると同時に、熱烈なアンチ・サントリー。サントリーの酒なんてどれもまずくて飲めたものではない(サントリー製品は我が家の敷地内には一切入れません)ですけど、スナックなんかどこもサントリーの看板だし、テレビコマーシャルはおしゃれなものが多いですものね。サントリーホールもすばらしいし。他の国、たとえば韓国行くと、みんな甘ったるい韓国焼酎ばっかりで、ウイスキーとかなかなか売ってない。なにしろ国産ウイスキーがありませんもの。いちおう焼酎メーカーの真露はウイスキー作ってるらしいんですけど、見たことない。そういうの見ると、粗悪な酒であってもともかく日本に洋酒文化を根付かせたサントリーの功績って大きいって思います。それと同じよね。 全然聖書の話じゃないわね。 明治訳新約ルカ12章 http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=mj37&book=luk&chapter=12&ruby=1&mode=0 一応聖書の入力もコツコツやってますわよ。 |
[335] 沖縄語 投稿者=真理子 掲示日=2010/11/07(日) 03:51:39 ここから閲覧 |
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[334]で書いたベッテルハイムの聖書、ヨハネの最初の7節(7章じゃなくたった7節よ)だけテキスト化してみましたけど、やっぱり言葉を知らないと難しいわ。 沖縄語は勉強したことはありません。一応、白水社の「沖縄語の入門」は持ってるんですけど。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4560067716.html おきなわBBtvの「方言ニュース」は、たまに見ています。 http://www.okinawabbtv.com/news/h_news.htm 字幕があるので沖縄語を知らなくてもわかっちゃうんですが、最後の会話は字幕なしなんで、どのくらいわかるか、聴いてみると面白いですよ。 それから、沖縄語はあんまり出てきませんけど、NHKラジオ第一放送の「沖縄熱中倶楽部」は聴いてます。 http://www.nhk.or.jp/r1/okinawa/ この時間帯(土曜22:15-22:55)は普通は「ラジオ文芸館」っていう朗読番組なんですけど、月末だけこれに変わるんですね。本当は40分番組なんですが、15分に短縮したものを上のサイトで聴けます。ラジオ文芸館はすべて録音してためてあるので、これもついでにためてあります。ただ、今週土曜(今日というか昨日というか)は、日本シリーズが延長になっちゃって飛んじゃったわ。こういうことがあるから油断できないですけど、いちおう録りだめしてます。どうしても聴きたいって方はメールください。 |